逆流性食道炎で食べてはいけないものはある?食べ方やレシピを管理栄養士が紹介
公開: 2026年9月4日
監修:
おいしい健康管理栄養士

食後に胸のあたりがムカムカする。酸っぱいものが上がってくる感じがする。そんな症状が続いて、病院で逆流性食道炎と言われた方もいるかもしれません。
食事のたびに症状が出ると、何を食べたらいいのか迷ってしまいますよね。「あれもだめ、これもだめ」と考えていると、食事の時間そのものが楽しくなくなってしまいます。
でも、難しく考えなくて大丈夫です。大切なのは、特定の食品をすべてやめることよりも、食べる量やタイミングを少し見直すことです。
この記事では、おいしい健康の管理栄養士が、逆流性食道炎のときに気を付けたい食品と、今日から試せる食べ方の工夫をお伝えします。
逆流性食道炎とは?胸やけが起こる仕組み
逆流性食道炎は、胃の内容物が食道へ逆流して、食道の粘膜に炎症が起きた状態です。代表的な症状は、胸やけと呑酸(どんさん)。呑酸とは、酸っぱいものが口やのどまで上がってくる感じのことです。
胃と食道のつなぎ目には、逆流を防ぐ筋肉があります。この筋肉が一時的にゆるむと、胃の内容物が食道へ戻りやすくなります。
脂肪の多い食事は、逆流を起こしやすくする要因の一つとされています。ほかにも食べすぎ、就寝前の食事、肥満、前かがみの姿勢、おなかの締め付け、喫煙などが挙げられています。
逆流性食道炎で避けたい食品はある?
次のような食品は、症状を悪化させることがあるとされています。
・脂肪の多い物(揚げ物、肉の脂身、生クリームなど)
・甘い物やチョコレート
・コーヒー、炭酸飲料、アルコール
・みかんなどの柑橘類
ただし、これらを食べてはいけない、ということではありません。症状を誘発する食品には個人差があり、どれも平気という方もいます。
食べたあとに胸やけが出やすい物があれば、そのときは控えめにしてみる。この「自分の傾向を知る」ことが、いちばん続けやすい工夫です。
今日から試せる、食べ方の4つの工夫
ポイント1 一度にたくさん食べない
胃が大きくふくらむと、逆流が起こりやすくなります。腹八分目を意識してみましょう。早食いを避けてゆっくり食べることも、食べすぎの予防につながります。
ポイント2 脂肪のとり方を見直す
揚げるより、蒸す・煮る・焼くを選ぶと脂肪を控えられます。ただ、控えることばかりに気を取られなくて大丈夫。たんぱく質は、脂身の少ない魚や鶏肉、豆腐などから取り入れましょう。
ポイント3 夕食は就寝の3時間前までを目安に
就寝前3時間以内に夕食をとることは、逆流と関わるとされています。帰りが遅くなった日は、揚げ物など脂肪の多い物を避け、食べる量も控えめにしましょう。
ポイント4 食後の姿勢や服装も見直してみる
食後すぐに横になるのは避けましょう。夜に症状が出やすい方は、寝るときに上半身を少し高くすると、逆流を抑えやすくなります。おなかを締め付けない服装や、前かがみの姿勢を減らすことも役立ちます。急に全部変えなくて大丈夫。できそうなことから始めてみてくださいね。
管理栄養士が選んだ、おすすめレシピ5品
脂肪のとり方に気を配りながら、たんぱく質や野菜をきちんと取り入れられるレシピを選びました。
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まとめ
逆流性食道炎の食事で大切なのは、何かを完全にやめることではなく、食べる量とタイミング、脂肪のとり方を整えることです。症状が出やすい食品には個人差があります。まずは自分の傾向を知って、無理なく続けられるところから試してみてくださいね。
なかでも、体重が気になる方が体重を減らすことや、夜に症状が出る方が寝るときに上半身を高くすることは、症状の改善につながることがわかっています。
症状が長く続くときや、体重が減る、飲み込みにくいなどの変化があるときは、自己判断で食事だけを工夫せず、医師や管理栄養士にご相談ください。
参考
・日本消化器病学会「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021(改訂第3版)」
・日本消化器病学会「患者さんとご家族のための胃食道逆流症(GERD)ガイド2023」
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。疾患の診断・治療については必ず医師や管理栄養士にご相談ください。
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