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骨粗しょう症の原因と対策とは?

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女性に多いといわれる骨粗しょう症。その自覚症状はさまざまですが、「腰痛」「肩こり」「手足の関節の痛み」「体のだるさ」などが多くあげられています。ただ、どれも急性的な症状ではないため、骨粗しょう症だと気づかずにいる方も少なくありません。今回は、骨粗しょう症の原因や症状について考えつつ、元気な骨をつくるための工夫をご紹介します。



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「骨粗しょう症」は、骨の量が減少することにより骨の質が低下し、骨折などのリスクが高くなる病気です。骨の強さは10~20代がピークといわれ、その後は年齢とともにだんだんと弱くなっていきます。また、女性ホルモン(エストロゲン)の量が骨の強さと深く関係しているため、女性が閉経してエストロゲンが出なくなると、急に骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
このため、女性の場合は閉経年齢の50歳前後になったらとくに注意が必要になりますが、予防的な意味でもより早い時期からのケアが有効です。


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骨を強くするためには、骨の成分である「カルシウム」と「たんぱく質」を多く含む食事を摂るようにしましょう。また、カルシウムを吸収しやすくし、骨をつくるために、「ビタミンD」と「ビタミンK」も必要な栄養素です。
また、日常生活では、適度な運動や日光浴も効果的です。日光浴は体内のビタミンDを活性化してくれます。天気のよい日は、外に出て日光に当たりましょう。

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最初の症状は、腰痛や肩こりなどから始まることの多い骨粗しょう症ですが、ケアや治療をせずに放置してしまうと、足腰の痛みがひどくなったり、背中が曲がってきたり、ちょっと転んだだけでも骨折しやすくなってしまいます。骨折の仕方が悪いと、そのまま寝たきりになってしまうこともあるので注意が必要です。骨粗しょう症の進み具合によっては、お薬による治療が必要になる場合もあるので、医師に相談しましょう。


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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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