イメージ写真_トライビネガー_冷やし中華と酢氷

ひんやりでおいしい。 お酢を凍らせて食事をたのしもう

暑さで食欲が落ちていませんか。夏バテのこの季節も元気に乗り切るために、食事はしっかり摂っていきたいもの。今回は、食欲がないときも食事を楽しめる、夏ならではのおいしい食べ方をお酢の視点でご紹介します。

おいしくてたのしい!お酢を凍らせてみました

プリンにチョコレート、ドーナツ……さまざまな食材を凍らせる食べ方が、いま流行っています。
また、下ごしらえや時短のために、調味料を凍らせておく知恵も一般的になってきました。

では「お酢」を凍らせたらどうなるのでしょうか?
いつものお酢を凍らせて活用することで、暑い日もひんやり感で食事をたのしめて、見た目からも涼しさが感じられます。

お酢を凍らせる手軽な方法や食べ方の一例をご紹介します。

製氷皿で「酢氷」がかんたん!

まずご紹介するのは「製氷皿」で凍らせる方法。
製氷皿はお酢専用のものを用意しておくといいでしょう。

酢氷の作り方

1. 製氷皿(フタ付きのもの)にお酢を注ぎます。

穀物酢、りんご酢、米酢、黒酢など、お好みのお酢で試してみてください。

2. フタをしてこぼさないように冷凍庫へ。

冷凍庫のなかでこぼれないように水平に置きましょう。

3. 数時間後…酢氷が完成!

凍り方はお酢の種類によって異なります。

4. 容器に入れて保存が便利。

フタ付きの密閉容器に保存しておくと、取り出しやすく、食べるときにさっと使えます。

 

冷やし中華に酢氷で目にも涼やか

酢氷は箸でサクサク崩していただきます。タレや具材に冷たいお酢がなじみ、ひんやり感が広がってのどごしなめらか。暑くて食欲がない日も、野菜や肉といっしょにさっぱりいただけます。コンビニの冷やし中華を食べるときに酢氷をのせるのも手軽です。

そうめんのつゆに酢氷を入れて

素麺のつゆに氷を浮かべて食べることはありませんか?
試しに酢氷を入れてみるのはいかがでしょう。お酢の酸味を感じながら食べる素麺はまた一味ちがっておいしいです。ただ、素麺ばかり食べてしまうと炭水化物に偏ってしまいます。薬味をたっぷり入れたり天ぷらと食べたり、ほかの食品も意識して摂りましょう。

トマトジュースを酢氷で冷やしながら…

トマトジュースに酢氷を入れれば、ひんやり飲みやすくなりお酢も摂れて一石二鳥。トマトジュースのほのかな甘みで、お酢の酸味がまろやかになります。

スプーンで削る「お酢シャーベット」もたのしい

製氷皿がないときや、冷凍庫にスペースが確保できないときなどは、フタ付きのプラスチック容器が便利です。容器にお酢を注いで凍らせ、スプーンで削ってシャーベット状でいただきます。

お酢シャーベットの作り方

1. 使いやすいサイズの容器(フタ付き)にお酢を注ぎ凍らせます。

お酢は入れすぎず、使い切れる量を注いで。フタをして冷凍庫で冷やします。

2. 凍ってきました。

お酢を入れすぎてしまうと、全体が凍るまでに時間がかかることも。

3. スプーンで削るとシャーベット状になります。

シャリシャリと削りやすいのが特徴。

4. 使う分だけ削ります。

凍らせて、使いたいときに削るだけ。とても便利です。

納豆にお酢シャーベットを

納豆にお酢を入れる食べ方もありますが、暑い時期はシャーベット状のお酢でサラッといただくのもおすすめです。納豆にネギやしらすを加えたり、豆腐にのせたり、食べる組み合わせを工夫するとおいしく栄養も摂れます。

ドレッシングのようにお酢シャーベットをのせて

サラダを食べるときにもシャーベット状のお酢は重宝します。凍らせたお酢を削って、ドレッシングをかけるように気軽にのせていただきましょう。彩り鮮やかなサラダにお酢シャーベットの組み合わせは、見た目も涼やかです。

まだまだ暑いこの夏は、家にあるお酢を凍らせて、食事を楽しんでみては。
食事もお酢もしっかり摂って元気に乗り切りましょう。

撮影/目黒―MEGURO.8
取材・文/おいしい健康 編集部