普段の生活にも取り入れやすいマカ
管理栄養士のレシピでおいしく召し上がれ
マカとは？
南米大陸を南北に貫く長大なアンデス山脈。その北部に位置するペルーを原産地とするマカは、かぶに似た形をしたアブラナ科の根菜です。約2000年前から栽培されていたというマカは、標高4000m以上の高地という厳しい環境下でもたくましく育つ、とても生命力の強い作物として、古くから現地の人々の健康を支えてきました。
マカの栄養価について
成長ホルモンの分泌を促す「アルギニン」
根菜類の中では、マカはたんぱく質を構成するアミノ酸を比較的多く含む食品で、中でもアルギニンというアミノ酸が豊富なのが特徴です。
アルギニンは体内で成長ホルモンの分泌を促す効果があり、成長ホルモンの増加によって細胞の代謝を助けたり、免疫力を高める働きがあると言われています。
研究が進むマカの栄養素
また、先に述べたアミノ酸以外にも、アルカロイド類やポリフェノール類など、多様な薬理成分が確認されており、健康に寄与する成分の研究が各地で行われています。
中でもベンジルグルコシノレートという成分には注目が集まっており、マカの滋養強壮作用の一因なのではないかとされています。
マカの食べ方のコツ
マカは植物の根茎の部分を食用にしますが、日本で一般的に手に入るものは根茎をパウダーや顆粒など扱いやすく加工した製品が多くみられます。1日あたりの推奨摂取量は1.5g（小さじ2/3程度）が目安となります。
コーヒーやスムージーと
手軽に普段の生活に取り入れるならば、コーヒーやスムージー等のドリンクに入れて飲んでみてはいかがでしょうか。かなり少量でOKなので、ドリンクの味わいを損なうことなくお試しいただけます。
料理に加えてみる
料理に取り入れる場合には、ポテトサラダやポタージュスープ等のでんぷん質が多く含まれる料理との相性が良さそうです。また、やっぱり独特の風味が気になる方なら、カレー等のスパイスが効いた料理に加えてみるのもお勧めです。
少しおしゃれにマカを料理に取り入れてみるなら、こんなレシピはいかがでしょうか。
