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セミナー詳細
場所 : かながわサイエンスパーク
対象 : かながわサイエンスパークに勤務・来訪される20〜50代女性
主催 : KSP交流会
共催 : 漢方デスク株式会社
協賛 : 株式会社おいしい健康 株式会社ツムラ
今日は、ご自身も働きながら子育てをされている古屋京子医師が
「働く女性のためのストレスマネジメントと漢方」について講演されると聞いて現場に潜入してきました!
動画や古屋医師へのインタビューとともにレポートします。
あなたにはどんな悩みがありますか?
「漢方医学で始めるストレス対策」動画レポート
20代〜50代の幅広い世代の「働く女性」が参加した今回のイベント。明るい活気ある雰囲気で先生をお迎えしました。
講演では、「漢方には興味があるけど実際はどうなの?」という参加者にむけて分かりやすくお話をいただきました。
時間がない方に!
1分でセミナーのおさらいご存知ですか?
日本漢方では「気血水」のバランスを重視-
気・血・水のバランスが取れている状態を「健康」とし、ストレスがかかるとバランスが乱れ体調を崩すと考えます。
それぞれ、西洋医学での自律神経、内分泌ホルモン、リンパ液などに相当するもの。漢方の考え方が西洋医学では何に当たるのかを、わかりやすくお話しいただいて、少し漢方が身近になりました。 -
あなたはどのタイプ?
「気血水」6つのタイプ-
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6つのタイプのうち、全てのタイプが当てはまる方もいるというお話に、会場からも驚きの声があがりました!
漢方治療では、患者さんの「現在の状態」を把握し、その状態に合わせた処方をおこなうそうです。
病院での診察
漢方治療のながれ-
患者さんの今の状態・体力をしっかり把握するために、細やかな問診をはじめさまざまな観点から診察します。切診では脈の状態をみたり(脈診)、お腹を触る(腹診)ことで、多くの漢方薬の中からその人に合った処方を決めるそうです。
初めて聞く漢方の専門用語も忘れないようにメモする参加者も多くみられました。 -
日常での心得
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しっかりと「気(=エネルギー)」を体に取り込むことが大切。バランス良い食事、深呼吸、眠りは重要です。また、ネガティブな思考の癖がストレスを生みやすく継続させる要因にもなるので、ポジティブさはとても大切です。
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ポジティブになれない時こそ「笑う」。口角をあげるだけでOKそして印象的だったのは「笑い」が大事だということ。どうしてもポジティブになれない!そんな時でも「口角をあげる」だけで脳が笑っていると認識し免疫力改善にもつながるそうです。
これだったら今日からでも実践できそうです。 -
セミナーの後で
古屋先生に聞きました!「働く女性に伝えたいこと」
その上でどう生きるかが大切です。女性には「もっと柔軟にしなやかに」なって欲しい。考え方一つの部分もあります。例えば、一歩家を出て風が吹いた時に「ああ気持ちいいな、幸せだな」と感じるのか「髪の毛をセットしたのに!ムカつく!」と思ってしまうかでストレスからの影響はかなり違います。
では前向きになるにはどうするのか?まずは忙しい毎日を過ごす自分自身と向き合う時間をもって欲しいですね。静かに自分の心に向き合って、自分を見つめ直す時間をもつことは前向きに・主体的に生きる上で必要な時間だと考えています。
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会場の様子
講演後も参加者は質疑や展示に興味津々でした! -
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講師プロフィール古屋京子氏 (医師、医学博士)東京医科大学麻酔科学教室に入局、麻酔とペインクリニックに従事する傍ら漢方を学ぶ。また同大学の小児科研究員として心身症外来を経験しストレスケア日比谷クリニックや山田光胤記念渋谷診療所にて漢方診療を行う。漢方専門医取得にて現在は八丁堀石川クリニックの院長に就任している。