高血圧ってどんな病気?

高血圧とは血管に強い圧力がかかり続ける状況のことで、血圧とは血液が血管の中を通るとき
血管にかかる圧力のことです。

心臓が収縮して血液を押し出し、血管にいちばん強く圧力がかかることを収縮期血圧(最高血圧)といいます。
また、収縮した後に心臓が拡張し圧力がいちばん低くなることを拡張期血圧(最低血圧)といいます。
収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても、高血圧といいます。

高血圧は自覚症状がほとんどありません。
そのため定期的に血圧を測っていないと、高血圧の発見は難しくなります。
また、定期検診で早期発見ができても、自覚症状がないため放置しがちです。放置すると、
血管が固くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの
命に関わる病気を起こすおそれがあります。

このように、症状がほとんどないまま長年かかって血管をむしばむことから
「サイレント・キラー」とも呼ばれています。

高血圧の現状

20代以上の日本人の約

5,490

万人、約

2

人に

1

人が血圧高めの方と推定

(厚生労働省「平成18年 国民健康・栄養調査結果」)

高血圧は日本人に非常に多い病気となっています。
高齢者の医療費のトップは高血圧です。

(※参考:厚生労働省ホームページ)