塩分を控えるための12ヶ条
塩味の薄い食事に慣れることが第一歩です。
昆布やかつおぶしなどで、だしをとると薄味でも風味豊かにおいしく食べることが
できます。また、新鮮な食材を利用して、薄味で素材の味を楽しむのもよいでしょう。
塩分の多い漬け物や汁物は、食べる回数と量を減らしましょう。
漬け物は浅漬けか、塩出ししたものにします。
汁物では野菜などの具の多いものにすれば、1回にとる汁の量が少なくなります。
麺類を食べるときは、汁は残すようにします。
献立にはいろいろな味付けを利用し、塩味は効果的に使うようにしましょう。
塩は食品の表面にさっとふりかけると少なくても塩分を感じることができます。
しょうゆやソースなどは、かけて食べるより、つけて食べたほうが
塩分の摂取量が少なくてすみます。
酸味を上手に使って、献立の味付けに変化をつけると、塩分を減らすことができます。
レモン、すだち、かぼすなどの柑橘類や酢などを和え物や焼き物に利用しましょう。
とうがらしやコショウ、カレー粉などの香辛料を上手に使って味付けに変化をつけるのも、
塩分を控える工夫の1つです。
ゆず、しそ、みょうが、ハーブなどの香りのある野菜、海苔、かつお節などを加えると、
薄味のメニューに変化もつきます。
香ばしさもまた塩分のとりすぎを抑えてくれます。焼き物にする、炒った胡麻やくるみなどで
和えるなど、調理に利用しましょう。
揚げ物、油炒めなど、油の味を利用して食べるのもよいでしょう。
胡麻油やオリーブオイルを、食べる前に少しかけることで風味が増し、おいしく食べられます。
ただし、脂質のとりすぎにならないように、油を使ったメニューばかりにならないよう気をつけましょう。
酒の肴に合う料理は塩分が多く含まれるものが多いので、少量にしましょう。
かまぼこ、はんぺん、薩摩揚げなど魚の練り製品や、ハムやベーコンといった肉の加工食品も
塩分の多い食品です。食べる量に気をつけましょう。
せっかくの薄味の料理でも、たくさん食べれば塩分の量もカロリーも多くなります。
食べすぎないように気をつけましょう。減塩しょうゆや減塩みそも、使う量が多ければ塩分も増えます。
使いすぎては意味がありません。
(※参考:厚生労働省ホームページ)