「さわら」は白身魚でなく、実は青背の魚なんです!
公開日: 2016年2月24日
和食によく使われる「さわら」
さわらは和の基本食材。焼き魚やお刺身、味噌漬けなど、いろいろな調理法で気軽に楽しむことができます♪
今回は柔らかくてトロリとした舌触りが特徴のさわらについて、栄養価から旬の時期まで詳しくご紹介します!
白身魚...ではなく、青背の魚「さわら」
青背の魚であるさわらには、イワシやアジなどと同様に、良質のたんぱく質が含まれています。
また、脳の活性化に役立つDHA、動脈硬化を予防するEPAといった不飽和脂肪酸が豊富で、生活習慣病の予防に効果的。体内の余分なナトリウムの排泄を促し、血圧を下げる効果のあるカリウムも、魚のなかでは比較的多く含まれます。
選び方のポイント
スーパーなどでは、多くの場合、切り身の状態で売られています。皮はみずみずしくハリがあり、斑点の模様がくっきりしているものを選びましょう。切り口が平らで、血合いの色が濃く鮮やかなものが新鮮です。
調理のポイント
身がやわらかく崩れやすいので、厚めの切り身を選ぶこともポイントです。下ごしらえで塩を振ったり、幽庵焼きや木の芽焼きにして調味液に漬けたりと、塩分で身を〆て使うとよいでしょう。
旬の時期の新鮮なものは、お刺身でいただくのもおすすめです。
旬と保存の仕方
魚へんに春と書く鰆は、俳句でも春の季語。関西では春(4~5月)が旬ですが、さわらは回遊魚なので、関東では脂がのった冬の「寒鰆」が好まれます。寒鰆はDHAやEPAといった不飽和脂肪酸が、普通のさわらよりもたっぷり含まれると言われています。 水分が多く鮮度が落ちやすいのが特徴があるので、買ってきたらなるべく早めにいただきましょう。保存する場合は、きっちりと水分を拭き取ってラップでくるみ、冷蔵庫に入れるか、ジップバッグに入れて冷凍します。また、粕漬けや味噌漬けにすると日持ちし、風味も高まるのでオススメです。ただしこの場合、数日で食べきりましょう!
さわらのおいしい健康レシピ3選
さわらの栄養価(100gあたり)
※2014年3月に配信した記事を一部再編集しています。