関節リウマチと診断されて2年ほど。日常生活や親の介護のことなど何でも相談できる主治医のもとで、治療により症状が落ち着き、新たな趣味にも挑戦したい。
関節リウマチと診断されて2年ほど。日常生活や親の介護のことなど何でも相談できる主治医のもとで、治療により症状が落ち着き、新たな趣味にも挑戦したい。
関節リウマチと診断されたのが2年前。手の指の痛みで受診した整形外科では、関節リウマチとは診断されず。それから1カ月もたたないうちに、足の指、肩、顎の関節が痛くなり、ネットで検索したところ、同じような症状から「関節リウマチかもしれない」と思うようになりました。そこで、自分から先生に関節リウマチの検査をしてほしいと依頼し、検査の結果からようやく診断がついたのです。
当時は、手の中指が伸びっぱなしの状態で曲げられなくなり、肩も痛くて上がらない、顎が痛いので口も開けづらくなっていました。早く病名がついてほしいという気持ちが強かったです。
その後、関節リウマチ専門の先生に診てもらうようになり、関節リウマチがどんな病気か、薬の効果やリスクなども含めて説明してもらいました。関節リウマチに関して豊富な診療実績のある先生だったので、「あなたにはこの治療法が効きやすいと思う」と、先生のこれまでの経験からアドバイスしてもらえたのが嬉しかったです。
治療を始めて半年後には、症状はだいぶ落ち着きました。早い段階で治療をスタートできたことで、飲み薬だけでこれまでコントロールできています。通院のたびに、血液検査と関節の検査、半年に1回はエコー検査も受けています。私の場合は、痛みの原因が分からずに不安だったので、「関節リウマチの検査をしてほしい」と自分から動いたのですが、早期診断・早期治療のためには我慢せずに行動してよかったなと思っています。
また、定期的な受診で関節破壊が起きていないかを診てもらえることが、安心につながっています。痛みがある状態が長いと関節破壊の可能性があると聞いているのですが、今は痛みもなく数値も低いので、現在の治療が関節破壊の予防につながっていると感じています。
先生には何でも気軽に質問できる関係性です。「運動で気を付けることはありますか?」といったことから、自宅で親の介護が始まったときには、車椅子へ移乗させるときにできる工夫の仕方も教えてもらいました。指をあまり使わずに、腕や腰を使いながら介助する方法を聞いて、さっそく実践しています。生活全般を見てくれる先生なので、とても信頼しています。
痛みがあるときには、料理と掃除がつらかったので、そこは家族に手伝ってもらっていました。一番大変だったのは料理で、痛みで包丁を持てないことも。下の子どもに調理実習の練習として野菜を切ってもらったり、便利グッズを活用したりと工夫をしました。ペットボトルのキャップを開けるオープナー、みじん切りにするスライサーなどは、今でもよく使っています。
関節リウマチの症状を抑えるために、生活習慣も変えました。和食中心の食事にして、早寝早起きを心がけています。お酒が好きだったのですが、量もかなり減らしました。
今は、症状も落ち着いていて、痛みもありません。日常生活は普通に送れる状態です。親の介護もできる範囲でやっていきたいですし、これからは自分がやりたいことにもチャレンジしていきたいと思っています。子育てもひと段落したので、書道や手芸などの習い事をしたいですね。
関節リウマチ治療歴10年以上。罹患してから、結婚や子供の誕生などライフスタイルが変化しているが、適切な治療で、日常生活は問題なく過ごせている。
今は、症状も落ち着いていて、痛みもありません。日常生活は普通に送れる状態です。親の介護もできる範囲でやっていきたいですし、これからは自分がやりたいことにもチャレンジしていきたいと思っています。子育てもひと段落したので、書道や手芸などの習い事をしたいですね。
関節リウマチ治療歴10年以上。罹患してから、結婚や子供の誕生などライフスタイルが変化しているが、適切な治療で、日常生活は問題なく過ごせている。
関節リウマチの症状が出始めたのが、26歳のとき。右肘に痛みと腫れがあり、腕が真っ直ぐに伸ばせなくなりました。最初の頃はそれほどひどい痛みではなく、ゲームで腕を使いすぎたことによる関節痛かなと思っていたんです。我慢すれば普通に生活もできるレベルでした。医療機関や整体に何カ所か通い、痛みや炎症を抑える治療をしていたのですが、なかなか改善せず、そのうちに症状はだんだんと悪化していきました。
1年ほど経つ頃には、右肘以外にも手首や足首まで痛みが広がり、「これはおかしい」と思うようになりました。朝、起きたときに足が動かしづらかったこともあり、ネットで検索してみると、自分の症状に近かったのが膠原病でした。
そこで大学病院の膠原病内科を受診。膠原病の一種である関節リウマチだと診断されました。そのときはショックよりも、「やっと病名がついた」とホッとした気持ちになったのを覚えています。関節リウマチというと、女性に多いイメージだったので、まさか自分がなるとは思ってもいませんでした。
関節リウマチは完治しない病気なので、症状を抑えながら、ずっと付き合っていかなければなりません。そのため症状が寛解していても、「また症状が出るのでは」という不安は常にあります。私の場合、ここ数年は寛解の状態が続いているのですが、それ以前には腕を切り落としたいくらいの痛みに襲われたときもありました。治療をやめたらまたそうなってしまうのでは、という怖さもあります。今、思い返すと、仕事が忙しくて、疲れが溜まっているときに症状が強く出ていたのだと思います。
現在は、2カ月に1回通院のため、有給休暇を取得して、治療を続けています。会社や身近な人に病気のことを伝えていますので、治療については理解してもらえており、仕事も支障なく続けることもできています。
関節リウマチの症状が出るのは、季節の変わり目が多く、特に気圧の変化や気温の急激な変化に影響を受けます。普段の生活で気を付けているのは、無理をしすぎないようにすること。「痛みが出そうだな」という予兆を感じたときは、ゆっくり休むように心がけています。バランスのよい食生活で、お酒もできるだけ控えるようにしています。
関節リウマチの治療には、はじめに診断してくれた先生のところにずっと通っています。先生からは発症してすぐに、早い段階での治療の重要性を説明してもらい、治療方針についてもその都度、丁寧に説明してもらっています。薬を切り替えながら、骨破壊を防ぐことができているのは、そうした早い段階での治療に効果があったからだと実感しています。
診察の際に大事なのは、自分が気になる症状を先生にしっかり伝えることです。短い診察の時間で分かりやすく伝えるために、いつ痛みが出たのか、痛みの度合い、質問したいことなどをメモして話すように工夫をしています。信頼できる先生を見つけて、その先生とコミュニケーションをとっていくことが、自分に合った治療方法を見つけることにつながると思っています。
診察の際に大事なのは、自分が気になる症状を先生にしっかり伝えることです。短い診察の時間で分かりやすく伝えるために、いつ痛みが出たのか、痛みの度合い、質問したいことなどをメモして話すように工夫をしています。信頼できる先生を見つけて、その先生とコミュニケーションをとっていくことが、自分に合った治療方法を見つけることにつながると思っています。
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