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悩まないで!関節リウマチ治療~体験談vol.5~

昔と比べないで、今の自分に合った生活を見つける

ミツコさん(仮名)会社員・50歳

関節リウマチの治療を始めて9年。薬の種類や量を細かく調節したことによって症状は徐々に緩和。関節リウマチによるストレスや痛みをなるべく感じないように、料理や洗濯などの方法を工夫している。

治療を始めて2、3カ月。痛む箇所が増え、気持ちが落ちていく

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悩まないで!関節リウマチ治療~体験談vol.5~

昔と比べないで、今の自分に合った生活を見つける

ミツコさん(仮名)会社員・50歳

関節リウマチの治療を始めて9年。薬の種類や量を細かく調節したことによって症状は徐々に緩和。関節リウマチによるストレスや痛みをなるべく感じないように、料理や洗濯などの方法を工夫している。

治療を始めて2、3カ月。痛む箇所が増え、気持ちが落ちていく

最初に異変を感じたのは42歳の夏頃。蛇口をひねって手首が痛くなることがあったんですが、2、3日すると痛みも治まり、その時点で病院に行くことはありませんでした。そして「これは本当におかしいな」と感じるようになったのがその年の冬。会社の忘年会でボウリングをしたのですが、その後、全く動かせないぐらい手が痛くなり、それで検査と診察を受けた結果、関節リウマチと判明しました。

治療を始めた当初は指をちょっと動かしただけでも激痛が走って、「この痛みがずっと続くのかな」という不安が大きかったです。診断を受けてから抗関節リウマチ剤を飲み始めたんですが2、3カ月たっても症状はなかなか良くならず、手や手首の痛みは弱まったものの、足の裏や足首も痛むように。歩くのが辛くて、ちょっとした凹凸を踏むだけで痛むような状態でした。この頃は肩の痛みによる不眠にも悩まされていて、気持ちもどんどん落ちていって本当にしんどい時期でしたね。

ミツコさん(仮名)

昔とは比べず、今どうすれば痛みを抑えられるか

昔とは比べず、今どうすれば痛みを抑えられるか

そこから先生と相談しながら病状に合わせて薬の種類や量を調節して、2、3年かけて少しずつ痛みを抑えられるようになりました。それでも、右手が腫れているとお化粧もできないし、髪も整えられない。痛みがあると、お風呂に入ったりトイレに行くのが大変なときもありました。以前は当たり前だったことができなくなって本当に悲しかったですね。そんな中で、先生から「昔とは比べないようにしようね」という言葉をかけていただいて、心が軽くなりました。

そう言われてから、以前と同じような生活を目指すのではなく、自分が過ごしやすい生活を心がけるように。料理であれば、じゃがいもの皮を剥くなど手先を使う作業は避けたり、洗濯物を畳むのもなるべくやめて、ハンガーにかけておいたり、そのままカゴに入れておくなど痛みを感じることを徹底的にやめました。生活の中で痛みが減ると、気持ちも少しずつ明るくなりましたね。治療はもちろんですが、日々のちょっとした工夫で痛みを抑えることも大切だなと思いました。

趣味に没頭することでリフレッシュできる

趣味に没頭することでリフレッシュできる

愚痴を聞いてくれる友達を大切にするのはもちろん、辛さを忘れられる時間があるといいと思います。それが私にとっては手芸でした。先生には関節に負担がかかるからあまり奨められないといわれているんですが、好きなことをしている時間は楽しく、ストレス発散になるので体と相談しながら続けています。没頭できる趣味があるのはいいことだなと思いますね。

できないことは頼って新しい生活スタイルを見つけることが大切

私は関節リウマチになって、今まで当たり前にやっていたことができなくなって気持ちが暗くなることがありました。症状が出ている箇所にもよると思いますが、自分に合った家事だったり生活の仕方を見つけられると、痛みも抑えられて気持ちが上向くんじゃないかなと思います。

できないことは頼って新しい生活スタイルを見つけることが大切

私は関節リウマチになって、今まで当たり前にやっていたことができなくなって気持ちが暗くなることがありました。症状が出ている箇所にもよると思いますが、自分に合った家事だったり生活の仕方を見つけられると、痛みも抑えられて気持ちが上向くんじゃないかなと思います。

ミツコさん(仮名)

無我夢中で子育てを駆け抜け、より良い治療環境にたどり着く

メイコさん(仮名)主婦・60歳

関節リウマチと診断されたのは46歳のとき。診断されてから2年後に、よりよい治療を求めて病院を変更。それが功を奏し、現在では痛みや症状を感じることなく日常生活を送っている。

痛みや倦怠感に悩まされ、子どもに我慢を強いることも

試行錯誤を繰り返し、自分に合った治療法を見つけ出す。

メイコさん(仮名)主婦・60歳

関節リウマチと診断されたのは46歳のとき。診断されてから2年後に、よりよい治療を求めて病院を変更。それが功を奏し、現在では痛みや症状を感じることなく日常生活を送っている。

痛みや倦怠感に悩まされ、子どもに我慢を強いることも

始まりは顎の痛み。口が開かなくなってしまい、その後、足の裏も痛むように。いくつか整形外科にかかったんですが、なかなか関節リウマチとは診断されず、結局、病名が判明するまでに半年近くかかりましたね。

症状が出始めた頃は子育ての真っ最中で、下の子が幼稚園、上の子は小学校に通っていました。家事はもちろん、子どもの送り迎えや食事の準備など、やらなければいけないことは山積みでしたが、その頃は体の痛みだけでなく倦怠感もひどくて…。子どもが遊びに行きたがっているのに自分の体調のせいで我慢させることも多くて、心身ともに辛い時期でしたね。

メイコさん(仮名)

より良い治療を受けるため、転院を選択

より良い治療を受けるため、転院を選択

関節リウマチの治療は、診断をしてもらった病院で抗関節リウマチ剤を飲むところからスタート。それを2年ぐらい続けていたんですが、あるときからまた手が腫れてしまうようになりました。先生に相談したんですが治療法の変更に関する話は出ず、その病院では気になっていた関節破壊に関する説明も受けていなかったので、別の病院での受診を考えるように。それから、治療中の方のブログなどで情報を収集するうちに、「他の病院であればもっといい治療を受けられるのでは?」と感じて、関節リウマチ科のある病院に行くことにしました。

2つ目の病院は、とにかく炎症・痛みを抑えることを重視していて、初診から1カ月過ぎた辺りから治療を強化することに。翌日に体が軽くなって、効果を実感したのを覚えています。

その関節リウマチ科には複数の先生がいらっしゃって、これまで5人の医師の診察を受けました。それぞれの先生からさまざまな意見を伺えるのはセカンドオピニオンのような感覚もあって、安心感が増す要因になっています。

今でも同じ関節リウマチ科に通っていますが、毎回ゆっくり時間をかけて診察してくださるので、とてもありがたいです。ちょっとしたことでも親身になって聞いてもらえるので、通院後には気持ちもすっきりします。

「できるんだったらやってみよう」と思うように

「できるんだったらやってみよう」と思うように

関節リウマチになったことで「体が動くなら、なんでもやってみよう」と思うようになりました。子供が通う小学校の授業のボランティアだったり、絵本の読み聞かせもしたんですが、この病気になっていなければ、やっていなかったかもしれません。いろいろなことに積極的に挑戦できたのは、関節リウマチを患ったから。そういう意味では、病気になったことで、いい気づきを得られたと思っています。

最近は、症状がひどい間お休みしていた趣味のパン作りを再開。他にも石けん作りやヨガなど新たな習い事にもチャレンジしています。

我慢してストレスを溜めないで

関節リウマチの治療を始める前、自分はストレスに強いタイプだと思っていました。でも、治療を続ける中で無理をしてしまうと、思わぬ形で症状が現れることもあります。関節リウマチを治療中の方は、なるべく我慢をしないように、自分の体を労ってあげることが大切だと感じています。

※この記事は個人の体験に基づくものであり、すべての患者さんが同様であるわけではありません。

我慢してストレスを溜めないで

関節リウマチの治療を始める前、自分はストレスに強いタイプだと思っていました。でも、治療を続ける中で無理をしてしまうと、思わぬ形で症状が現れることもあります。関節リウマチを治療中の方は、なるべく我慢をしないように、自分の体を労ってあげることが大切だと感じています。

メイコさん(仮名)

※この記事は個人の体験に基づくものであり、すべての患者さんが同様であるわけではありません。

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関節リウマチコミュニケーションノート

関節リウマチコミュニケーションノート2種

医師と患者さんが同じ目標に向かって治療を進めていくために、症状のことや生活上の希望を積極的に医師に伝えることが大切です。本冊子では、医師とのコミュニケーションのヒントになるような患者さんの体験談を収録しています。

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