読む、えいよう

糖尿病の「どうしても」の時のお菓子の食べ方 1

1421

糖尿病の方にとって、日々の食事に関する血糖値の調整はとても大切なこと。摂取する糖質の量を計算しながらの毎日だと思います。
そんななかで「おやつ」は、食べられないもの、我慢しなくてはいけないものとして、あきらめている人も多いかもしれません。
しかし、工夫をすれば食べられることもあります。

上手におやつを楽しむためのポイント

栄養の観点だけから考えると、おやつは必要なものではありません。とはいえ、甘いものが好きな人にとっては、我慢しすぎることはつらいこと。工夫次第では、食べられるものも見つけられるはずです。

ポイントは、食べた後の血糖値をゆるやかにすること。
大切なのは
●200kcal以下にする
●砂糖以外で甘みを感じられるように
●糖質が低く、食物繊維が豊富なものを選ぶ
●寝る前や空腹時ではなく、食後にゆっくり食べる
ということです。

おやつを推奨するわけではありませんが、これらの選ぶ基準を意識して、工夫しながら楽しむようにしましょう。

おやつのために食事を抜くことはNGです

大切なのは、おやつで糖質を摂るからと、日々のごはんの糖質量を減らしてはいけないということです。

例えば、おやつを食べたからと夕食を抜くのはよくありません。毎日三食のごはんは、からだにとって必要な栄養素を含んでいますし、食事を抜いたり減らしたりすると、血糖値のコントロールに影響が出てしまうからです。

おやつは、あくまでも日々のごはんに対して「おまけ」のようなもの。摂取していい糖質量内で調整するようにしましょう。
毎日ではなく『●曜日だけは、おやつを食べて良し』『運動や仕事を頑張った日のご褒美に』など、自分なりにルールを決めてもいいかもしれません。

実際におすすめのレシピについては「糖尿病の「どうしても」のときのお菓子の食べ方 2」で紹介します。

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士