糖尿病の「どうしても」の時のお菓子の食べ方 1
公開日: 2020年11月13日
糖尿病の方にとって、日々の食事に関する血糖値の調整はとても大切なこと。摂取する糖質の量を計算しながらの毎日だと思います。
そんななかで「おやつ」は、食べられないもの、我慢しなくてはいけないものとして、あきらめている人も多いかもしれません。
しかし、工夫をすれば食べられることもあります。
上手におやつを楽しむためのポイント
栄養の観点だけから考えると、おやつは必要なものではありません。とはいえ、甘いものが好きな人にとっては、我慢しすぎることはつらいこと。工夫次第では、食べられるものも見つけられるはずです。
ポイントは、食べた後の血糖値をゆるやかにすること。
大切なのは
●200kcal以下にする
●砂糖以外で甘みを感じられるように
●糖質が低く、食物繊維が豊富なものを選ぶ
●寝る前や空腹時ではなく、食後にゆっくり食べる
ということです。
おやつを推奨するわけではありませんが、これらの選ぶ基準を意識して、工夫しながら楽しむようにしましょう。
おやつのために食事を抜くことはNGです
大切なのは、おやつで糖質を摂るからと、日々のごはんの糖質量を減らしてはいけないということです。
例えば、おやつを食べたからと夕食を抜くのはよくありません。毎日三食のごはんは、からだにとって必要な栄養素を含んでいますし、食事を抜いたり減らしたりすると、血糖値のコントロールに影響が出てしまうからです。
おやつは、あくまでも日々のごはんに対して「おまけ」のようなもの。摂取していい糖質量内で調整するようにしましょう。
毎日ではなく『●曜日だけは、おやつを食べて良し』『運動や仕事を頑張った日のご褒美に』など、自分なりにルールを決めてもいいかもしれません。
実際におすすめのレシピについては「糖尿病の「どうしても」のときのお菓子の食べ方 2」で紹介します。