緑黄色野菜「さやいんげん」は栄養たっぷり優秀野菜!
公開日: 2016年6月20日
料理に彩りをプラス
煮物や洋食の付け合わせなど、料理に彩りを添えるさやいんげん。栽培しやすく1年に3度も収穫できることから、別名「サンドマメ」ともよばれます。通年出回っており、冷凍食品もあるので手に入りやすさが魅力!
この機会に調理法を再確認して、さやいんげんを上手に食事に取り入れましょう♪
さやいんげんの栄養
さやいんげんは緑黄色野菜で、タンパク質を構成するアミノ酸、ミネラル、ビタミン、食物繊維等が幅広く含まれています。中でもβ-カロテンが多く含まれるため、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力アップに役立ちます。また、油を使った料理と合わせるとβ-カロテンの吸収がアップします。
ビタミンB2、必須アミノ酸であるリジン、アスパラギン酸が含まれ、これらの栄養素には夏バテの予防や疲労回復効果があります。
選び方のポイント
さやの緑色が鮮やかで、豆の形がはっきりと出ておらず、太さが均一なもの。さやの先までピンとハリがあり、傷や黒ずみが無いものを選びましょう。
調理のポイント
煮崩れしにくいので扱いやすく、煮物や炒め物、和え物など幅広く使えます。たまに食べにくい筋があるものも混ざっているため、調理の最初に両端を少し折って筋がないか確認しましょう。
ここでは下ゆでの方法をご紹介します。色鮮やかに茹でるには、1〜2%程度の塩を加えたお湯で茹でましょう。塩味をつけたくない場合は塩を加えなくても構いません。茹で時間は料理に合わせて2〜3分が目安。茹で上がった後に水に取ると水っぽくなってしまうため、すこし固いくらいの茹で具合でザルにあげ、重ならないように広げてうちわなどで急速に冷まします。
また、冷凍さやいんげんの解凍も茹でる方法がオススメ。沸騰したお湯に凍ったままのさやいんげんを少しずつ入れて(お湯の温度を下げないようにするため)さっとくぐらせたり、炒め物の場合は凍ったままカットして加熱しましょう。このほか、キシキシとした歯ごたえが苦手な場合は、繊維に沿って縦に切ると気にならなくなりますよ。
旬と保存の方法
旬は、6~9月。市場では、産地が変わって周年出回る野菜です。保存はポリ袋に入れて野菜室に。
ただし、低温に弱いため早めに調理しましょう。すぐに使いきれない場合は、固ゆでにしてラップに包み、冷凍保存するのがおすすめです。