日本人に特に必要?ビタミンB1をしっかり摂るレシピ!
公開日: 2016年6月13日
いちばん最初に発見されたビタミン
ビタミンB1は、脚気予防の研究の過程でいちばん最初に発見されたビタミンです。なんと、発見したのは日本人。鈴木梅太郎が1910年にぬかから抽出することに成功しました。
今回は、ビタミンB1について詳しくご紹介します!
ビタミンB1は日本人に特に必要?
ビタミンB1は日本人に特に必要な栄養素であると言われています。炭水化物の代謝に特に重要な栄養素で、古くから米を主食としている日本人にとっては生活するエネルギーをつくり出すのに不可欠な成分だからです。このほかにも、ビタミンB1には神経機能を維持し脳にエネルギーを供給する働きがあります。
一方で、ビタミンB1は水溶性のため流失しやすく、熱にも弱いため調理の過程で損失しやすい特徴も持っています。なるだけ手早く調理して、食材の持つ栄養素をしっかり摂りたいですね。
ビタミンB1を多く含む食品
ビタミンB1を多く含む食品として挙げられるのは、肉・魚・穀類・きのこ・豆類・種実類などです。特におすすめなのは、豚肉。ビタミンB1は、肉の中でも脂身より赤身部分に多く含まれているため、ヒレ肉やもも肉を選ぶとよいでしょう。また、ハムやソーセージなどの加工肉にもたくさんのビタミンB1が含まれています。
また、上で穀類を挙げましたが、精白された白米や小麦粉にはビタミンB1はほとんど含まれません。ぬかや胚芽部分に多く含まれることを知っておきましょう。
ビタミンB1を効率的に摂取する2つの方法
ビタミンB1を効率的に摂取するコツの1つ目は、主食となるお米やパンを色付きにすること。ビタミンB1は、白米や白いパンより玄米や全粒粉のパンに多く含まれているからです。2つ目は、ねぎ・たまねぎ・にんにく・にらなどと合わせて食べること。これらの食材に含まれるアリシンが、ビタミンB1の吸収率をぐんとアップさせてくれます。
ただしい知識を持って、おいしくバランスの良い食事を楽しみましょう!