物価高でも安心!食材をムダにしない保存のコツ
公開日: 2025年8月21日
食材の価格が高騰するなか、せっかく買った野菜や肉をムダにするのはもったいないもの。
気づけば傷んでいた、使い切れなかった…そんな経験はありませんか?食材を最後までおいしく使い切るためには、ちょっとした保存のくふうがポイントです。
今回はよく使う食材を中心に、すぐに実践できる「ムダにしない保存のコツ」をご紹介します。上手な保存で、おいしさも節約もかなえましょう。
ムダにしない保存のコツ
【野菜の保存】乾燥・湿気を防いで鮮度キープ
野菜は乾燥や冷蔵庫内の冷気によるしおれを防ぐために、水分を保ちながら包んで保存するのがポイントです。
◼︎レタス・キャベツなどの葉物類 ― 葉物は芯と乾燥対策がポイント
芯をくり抜く、または爪楊枝を数本刺すと鮮度が長持ちします。 サニーレタスや白菜なども同様の保存が可能です。
芯をくり抜く場合は、湿らせたペーパータオルを詰め、ポリ袋に入れて芯を下にして野菜室で保存します。カット済みのものは切り口を覆って乾燥を防ぎ、できるだけ早めに使い切りましょう。
◼︎小松菜・ほうれん草などの青菜類 ― 立てて保存が鮮度のカギ
青菜類は横に寝かせて保存すると、重さや湿気で傷みやすくなります。
根元を湿らせたペーパータオルで包み、ラップでぴったりと包んで、立てた状態で野菜室へ。自然に近い状態を保つことで、葉のシャキシャキ感が長持ちします。
◼︎にんじん・きゅうり・なす ― 1本ずつ包んで野菜室へ
細長く水分量の多い野菜は、乾燥と水分過多のどちらにも注意が必要です。水けをよく拭きとってから1本ずつ包むことで傷みにくくなります。
◼︎ じゃがいも・玉ねぎ ― 冷蔵よりも冷暗所がベスト
じゃがいもや玉ねぎは、湿気や日光を避けて常温で保存するのが基本。通気性の良いかごや紙袋に入れ、風通しのよい場所で保存しましょう。
夏場などの高温多湿な時期は、冷蔵庫の野菜室を活用するのもひとつの方法です。
◼︎ 青じそ・小ねぎ ― 乾燥させない
香りや彩りに欠かせない香味野菜は、乾燥を防いで鮮度を保つことがポイント。
青じそは、水けを拭いたら根元を湿らせたペーパータオルに包み、保存袋へ。立てて保存すると傷みにくくなります。
小ねぎも同様に、しっかり水けを拭き取り、根本をペーパータオルで包み、ラップでぴったりと包んで立てて保存を。
◼︎きのこ類 ― 冷凍でうま味アップ!
石づきを除いてほぐしたきのこは、袋に入れて冷蔵庫へ。
冷凍すればさらにうま味が増し、炒め物やスープのちょうい足しにぴったり。冷凍のまま使えるので、時短にもなります。
【肉・魚の保存】すぐに冷凍が基本!下ごしらえで時短にも
肉や魚は買ったその日が保存の勝負どき。冷凍保存とちょっとした下ごしらえで、傷みにくくなるだけでなく、調理の時短にもつながります。
◼︎ 肉類 ― 小分け冷凍で鮮度キープ&調理もスムーズ
肉は買ってきたその日に保存方法をくふうすることで、傷みにくくなるだけでなく、料理の手間も減らせます。
1回分ずつに小分けし、ラップで包んでから保存袋に入れて冷凍庫へ。
下味をつけてから冷凍すると、解凍後すぐに調理できて便利です。冷蔵の場合は2〜3日以内を目安に使いきりましょう。
◼︎ 魚(切り身) ― 水気をふき取って冷凍、解凍はゆっくり丁寧に
魚の鮮度を保つためには、購入後すぐに下処理するのが基本。
ペーパータオルで水けをしっかりふき取り、1切れずつラップで包んで冷凍保存します。
解凍は冷蔵庫でゆっくり時間をかけて行うことで、パサつきを防ぎ、ふっくら仕上がります。冷蔵保存の場合はできるだけ当日中に調理を。
できることから、無理なくスタート
食材をムダなく使い切るためにも、上手な保存が役立ちます。少しのくふうで、おいしさも節約も無理なくかなえられます。
まずはできることから、気軽に取り入れてみてくださいね。