鉄欠乏性貧血の原因と対策とは?
公開日: 2016年2月29日
「すぐに疲れる」、「立ちくらみがする」、「朝起きるのがつらい」などと感じることはありませんか?もしかしたら、それは『貧血』のせいかもしれません。とくに女性は毎月の生理によって血液が失われるので、貧血になりやすいと言われています。今回は、貧血についての基礎知識とその対策をご紹介します。
貧血は、“血液が足りない”ために起こると思われがちですが、正確には“血液中のヘモグロビンの不足”が原因です。貧血で一番多いのは「鉄欠乏性貧血」といって、ヘモグロビンをつくる働きをする鉄分が不足するためにおこります。
ヘモグロビンは全身の細胞に酸素を届ける働きをしているので、ヘモグロビンが不足すると全身が酸素不足の「酸欠状態」となり、めまい、ふらつき、息切れなどの貧血の症状があらわれます。
貧血対策の基本は、「栄養バランスのとれた食事」です。貧血の原因である鉄分不足を改善するためには、1日3回の規則正しい食事で鉄分をしっかりとるとことが大切です。 また、「十分な睡眠」も大切です。睡眠が不足すると鉄分の吸収が妨げられ、貧血の原因になると考えられています。
貧血によって体内の酸欠状態が長く続くと、だるさや疲労だけでなく、めまいや、肩こり、胸の痛みなどの原因になります。ほかにも、爪が薄く割れやすくなる、口角が切れやすくなる、肌が乾燥する、抜け毛・枝毛が増えるなど、さまざまな全身症状につながるといわれています。
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