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腹痛のときの食事はどうすればいい?

お腹が痛い!そんな時は

急にお腹が痛くなり、原因がわからずに不安になる…。こんなことはありませんか?腹痛は、胃腸やすい臓、腎臓、生殖器など、何らかの臓器に異常をきたしているサインです。まれに「重い病気の前兆」ということもあるため、激しく痛む、なかなか治まらない、高熱や激しい嘔吐を伴う場合は、自己判断をせずに医療機関を受診しましょう。

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今回は腹痛の種類や原因、腹痛になってしまったときに食べたい食事について、詳しくご紹介します!

腹痛の場所と原因

腹痛は、場所、強さ、痛み方(ズキズキか鈍痛かなど)、併発している症状などによって原因が異なります。ここでは、痛みの場所による原因の違いについてご紹介します。

上腹部の痛み

胃、十二指腸、たんのう、すい臓などに異常があると、みぞおちの周辺に痛みを感じやすくなります。中でも胃痛は起こりすい不調で、胃に潰瘍やただれがあると、胃酸が胃壁を刺激して「焼けるような短時間の痛み」を引き起こします。また、食べ過ぎによる胃痛では「お腹がつっぱっているような長時間の痛み」を感じることがあります。

下腹部の痛み

腸に異常があると、へその周辺に痛みを感じます。右下腹部痛は虫垂炎、左下腹部痛は大腸の病気が疑われます。腸炎の場合は下痢を伴うことが多いです。へそより下に痛みがある場合は、泌尿器系や婦人科系疾患の可能性もあります。

腹痛のときの食事

痛みが強い時や食欲がない時は、無理に飲食せず回復を待ちましょう。食欲が戻ったら、消化に良いメニューで栄養を補給します。
胃腸にやさしい成分として、でんぷんなどの消化を助けるアミラーゼ、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌を利用するのもお勧めです。アミラーゼは、かぶや大根、山芋などに含まれます。熱に弱いため、すりおろしてそのまま食べるのが効果的です。

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また、乳酸菌は腸内環境を整えて免疫力を高めます。じょうぶな腸にするためにも、普段からヨーグルトや発酵食品を積極的に摂ると良いでしょう。

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消化◎!腹痛のときにも安心レシピ

菜の花のおひたし とろろ添え
柚子の香りが爽やかな一品。菜の花は短時間の加熱がおいしく仕上げるコツ。食感と鮮やかな緑色が楽しめます。
梅味噌さっぱり 大根サラダ
大根の含まれる消化酵素、アミラーゼは大根の根の先端に豊富です。また、辛み成分が血栓防止や解毒作用に働くといわれてます。
塩麹と白だしで即席 かぶの浅漬け
かぶはデンプン分解酵素アミラーゼを含みます。生で食べると、胸やけの不快感をとったり、消化吸収を助ける等の効果があります。
編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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