腹痛のときの食事はどうすればいい?
公開日: 2016年2月15日
お腹が痛い!そんな時は
急にお腹が痛くなり、原因がわからずに不安になる…。こんなことはありませんか?腹痛は、胃腸やすい臓、腎臓、生殖器など、何らかの臓器に異常をきたしているサインです。まれに「重い病気の前兆」ということもあるため、激しく痛む、なかなか治まらない、高熱や激しい嘔吐を伴う場合は、自己判断をせずに医療機関を受診しましょう。
今回は腹痛の種類や原因、腹痛になってしまったときに食べたい食事について、詳しくご紹介します!
腹痛の場所と原因
腹痛は、場所、強さ、痛み方(ズキズキか鈍痛かなど)、併発している症状などによって原因が異なります。ここでは、痛みの場所による原因の違いについてご紹介します。
上腹部の痛み
胃、十二指腸、たんのう、すい臓などに異常があると、みぞおちの周辺に痛みを感じやすくなります。中でも胃痛は起こりすい不調で、胃に潰瘍やただれがあると、胃酸が胃壁を刺激して「焼けるような短時間の痛み」を引き起こします。また、食べ過ぎによる胃痛では「お腹がつっぱっているような長時間の痛み」を感じることがあります。
下腹部の痛み
腸に異常があると、へその周辺に痛みを感じます。右下腹部痛は虫垂炎、左下腹部痛は大腸の病気が疑われます。腸炎の場合は下痢を伴うことが多いです。へそより下に痛みがある場合は、泌尿器系や婦人科系疾患の可能性もあります。
腹痛のときの食事
痛みが強い時や食欲がない時は、無理に飲食せず回復を待ちましょう。食欲が戻ったら、消化に良いメニューで栄養を補給します。
胃腸にやさしい成分として、でんぷんなどの消化を助けるアミラーゼ、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌を利用するのもお勧めです。アミラーゼは、かぶや大根、山芋などに含まれます。熱に弱いため、すりおろしてそのまま食べるのが効果的です。
また、乳酸菌は腸内環境を整えて免疫力を高めます。じょうぶな腸にするためにも、普段からヨーグルトや発酵食品を積極的に摂ると良いでしょう。