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油揚げの油抜きって、あなどれない!

「油抜き」していますか?

油揚げやさつま揚げ、おでんだねのがんもどきなどを料理に使うとき、レシピには、「熱湯をかけたりお湯の中をくぐらせて油抜きをしましょう」と書いてあるけど...油抜きって、何のためにするのかいまいち分からないし、必要ないんじゃない?
そんなふうに思っている方も、きっと多いことでしょう。けれど、油抜きをあなどってはいけません。油抜きをすると、おいしさもヘルシーさも、格段にアップさせることができるのです。今回は、意外とあなどれない油抜きのやり方と効果について、くわしくご紹介します!

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おいしさもヘルシーさも格段にアップ

油で揚げてある食材は、油抜きをすると、まず、油くささがなくなります。特におでんを作るときは、油抜きなしには上品な味に仕上がりません。表面の油膜が取れることで、材料がふっくらとし、調味料が染みこみやすくもなります。
もちろん、ただおいしく仕上がるだけではありません。たとえば油抜きをすることで、油揚げ1枚につき少なくとも10kcal程度はカロリーオフすることができ、ヘルシー効果も期待できるのです。

油抜きのやり方をマスターしよう

熱湯をかけて油抜き

油抜きは、食材をざるにあけ、両面に熱湯をかけるだけの簡単な作業です。

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熱湯に入れて油抜き

もしくは、熱湯の中で1~2分、振り洗いをするようにして油抜きをします。

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※いなり寿司のように、油揚げ自体にしっかり味を染み込ませる場合は、茹でて油抜きをしましょう。油揚げなどを油抜きしたときは、材料が冷めたら水気ををよく絞って使うことがポイントです。

油抜きでヘルシー♪おすすめレシピ

水菜のさっと煮
定番のお手軽レシピ。水菜は高血圧の予防、改善に効果的なカリウムやカルシウム等のミネラルが豊富です!
納豆と油揚げのおつまみピザ
納豆はナットウキナーゼという血栓溶解作用を持つ成分が含まれます。また豊富なビタミンB2は肝臓の解毒作用の機能を高めます。
長いもと油揚げの味噌汁
長芋の成分コリンは高血圧や動脈硬化の予防に効果的です。また柚子の皮を入れることで香りが立ちアクセントに!

※2014年2月に配信した記事を一部再編集しています。

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士