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ひな祭りに食べたい「はまぐり」の栄養&レシピ

732 女の子のすこやかな成長と幸福を願う行事のひな祭り。代表的なお祝い料理のひとつが、はまぐりのお吸い物です。それははまぐりが対(つい)になっている貝殻としかぴったり合わないことから、将来の伴侶に恵まれるようにというねがいが込められていると言われています。 今回は「はまぐり」の栄養や調理のポイントなどについて詳しくご紹介します。

はまぐりは低脂肪で低カロリー、不足しがちなミネラルも補う

貝類の中でも、特にカルシウムとマグネシウムの含有量が多めなはまぐり。カルシウムは丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素であり、マグネシウムはカルシウムの働きをサポートしています。

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この他、貧血予防に役立つ鉄やビタミンB12、血中のコレステロール値や血圧を下げる効果があると言われるタウリンなどの栄養素が含まれています。 たっぷりの栄養を逃さないように汁まで食べられるお吸い物は、ぴったりですね。

はまぐりの選び方と調理のポイント

はまぐりは貝殻の表面にツヤがあり、殻がぴったり閉じたものを選びましょう。また、殻と殻をたたき合わせたときに、カチカチと澄んだ音がするものが良品です。

料理の前には、はまぐりの砂抜きが必要です。3%の塩水(目安は水1ℓに塩大さじ2)にかぶる程度浸けて、冷暗所に2時間以上置きます。このとき、はまぐりがバットなどに重ならないように並べ、新聞紙で蓋をするとよいでしょう。小さなはまぐりは水の中で殻どうしをこすり合わせて洗い、大きなものはたわしなどで汚れを落とします。はまぐりは火を通しすぎると身がかたくなってしまうので、口が開いたら火からおろしましょう!

はまぐりの旬と保存の方法

はまぐりの旬は12~3月。新鮮なものは2~3日なら冷蔵保存ができます。また、はまぐりを長期保存するときは、塩抜きしてから水けをふいて保存袋で冷凍がオススメです。使いたいときに凍ったまま調理ができるので便利です。 旨味がたっぷりのはまぐり、いろいろなレシピで美味しく味わってください♪

はまぐりのおすすめレシピ3選

ひな祭りに ハマグリの潮汁
はまぐりを煮過ぎないことで、プリプリの食感が味わえます
はまぐりの洋風酒蒸し
おつまみにもぴったりな定番の酒蒸しを、小松菜とともに。
かぶと蛤の炊き込みごはん
はまぐりのだしを旬のかぶと一緒に炊き込むから食べ応えアップ。
編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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