あなたの「塩ひとつまみ」はどれくらい? 「少々」との違いと計量を楽にするコツ

料理レシピでよく目にする「塩ひとつまみ」や「こしょう少々」という表現。 何となくこれくらいかなと入れつつ、そもそも「ひとつまみ」ってどれくらいなんだろう、と疑問に思うことはありませんか?

今回は「ひとつまみ」や「少々」が一体どれくらいなのか、また毎日の料理を少しでも楽にするための計量についてご紹介します。

「ひとつまみ」と「少々」

「少々」や「ひとつまみ」は一体どれくらいの量なのか、誰かに教わることでもなく、当たり前のように使われている言葉なので、あらためて考えてみることは無いかもしれません。 でもいざ料理をしていてこの言葉に出くわすと、何となくあいまいに計っているということも。

実はこの「少々」と「ひとつまみ」、つまみ方も踏まえて、一般的に次のように定義づけされています。

少々

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親指と人差し指の2本でつまんだ量で、塩だと約0.5g。

ひとつまみ

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親指と人差し指と中指の3本でつまんだ量で、塩だと約1g。

つまむときは、指の腹を使ってつまむイメージです。 試しに、指先だけで「ひとつまみ」を計ってみると0.4g程度だったので、つまみ方で大きく変わりそうです。

人によって個人差がある

手で計る「ひとつまみ」や「少々」は手の大きさによって違いが出るのでは、そんな疑問がうかんだので、おいしい健康の編集部のメンバーで比較してみました。

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  • 男性 福岡さん 大きめの手(19cm)
    少々:0.5g ひとつまみ:1.2g

  • 女性 宮田さん 女性だと少し大きいほう(17.5cm)
    少々:0.5g ひとつまみ:0.7g

  • 女性 鈴木さん 小さめの手(16cm)
    少々:0.4g ひとつまみ:0.5g

※()カッコ内の数値は手の長さ。中指から手の付け根までを計りました。

実際に計ってみると、ひとつまみは思っているより多い、という感想がありました。
男性の福岡さんは手が大きい分、一般的な1gを超えましたが、女性の二人は1gよりも少ないという結果に。

このように、手の大きさや感覚の違いなどで個人差があるので、レシピの分量通りに「少々」や「ひとつまみ」の塩を入れた場合でも、作る人によって塩分の濃さが変わるという可能性もあります。

レシピの味を再現するためには、あらかじめ自分のひとつまみを計って、1gの感覚を指で覚えておくのもいいですね。

あらかじめ自分の「ひとつまみ」「少々」を知っておくと計量が楽ちん

おいしい健康のレシピでは正しく塩分の栄養価計算をするため、塩は「少々」や「ひとつまみ」ではなく、基本的にg(グラム)で記載しています。 正確に計ることで、きちんと食事管理ができるからです。

計量するときは小さじを使う方法やはかりを使う方法があります。

塩1gは小さじ1/6。 塩の種類によって差があり、粗塩の場合1gは小さじ1/5です。

ただし、1g以下になると、正確に小さじで計るのが難しいかもしれません。
そこで小数点以下(0.0g単位)を計測できるはかりを使うと正確に計ることができます。

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毎回はかりを使うと正確ですが、忙しいときや手間だと感じる方は、あらかじめ自分の「ひとつまみ」「少々」を知っておくととても便利です。 例えば、自分のひとつまみが大体1gであることを知っておくと、レシピで塩2gの場合はふたつまみ、と手軽に計ることができます。

「ひとふり」を知っておくのも便利

また容器(塩入れ)に入った塩を使っている方は「ひとつまみ」や「少々」の使い分けが難しいかもしれません。
そこで、一般的な塩入れを使って測ってみました。

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この容器の場合、「ひとふり」は0.1gでした。 0.5g(少々)だと5ふり、1g(ひとつまみ )だと10ふりです。

ケースによって差異があるので、ご自宅の塩入れをあらかじめ計っておくと便利です。

自分の「ひとつまみ」を知って、毎日の料理を楽に

毎日の料理、計量は少し面倒かもしれませんが、味見をたよりに味付けをしてしまうと、いつのまにか塩分が濃くなってしまうこともあります。

特に、ストレスが溜まっていたり、栄養バランスが偏っていると、味を感じにくくなることがありますし、年齢を重ねるにつれて味覚は誰もが鈍感になっていきます。

自分の「ひとつまみ」や「ひとふり」が何グラムか把握しておくと、レシピの分量で作るのが楽になります。
味の濃さを一定に保つのにも役立ち、いつもどおりの分量で作っているのに味付けが薄く感じたとき、自分の体調の変化に気がつくきっかけにも。 ぜひ、取り入れてみてくださいね。

写真・文 / 北田翔子

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士