【管理栄養士監修】食事記録をつけると自分の食生活の傾向が分かります
公開日:
2021年3月12日
最終更新日:
2022年9月13日
「健康診断の結果が返ってきたけど、以前に比べて気になる数値が増えてきた」「健康のために食生活を見直したいけれど、何から始めたらいいか分からない」という方はいませんか。
そんな方におすすめなのが食事の記録をつけることです。なぜ食事記録をつけることが健康につながるのでしょうか? 食事記録をつけるメリットや記録のポイントをお伝えします。
食事を記録するメリット
毎日、バランスのとれた食事を意識しているつもりでも、記録をして改めて振り返ると、食生活の課題が見えてきます。 例えば「主食(ご飯、麺、パンなど)が多くて野菜が少なかった」「間食にちょこちょこ食べているお菓子が、合わせるとかなりの量だった」などの課題がよくあります。
自分の食生活の傾向を客観的に把握できることが、食事記録の大きなメリットです。
記録方法のポイント
それでは実際に、どのような記録をつけたらいいのでしょうか。
食事記録といっても、難しく考える必要はありません。まずは3日間だけ、ざっくりと「いつ」「何を」「どのくらい」食べているのか、メモをしてみてください。
朝・昼・晩の食事に加えて、お茶やジュースなどの飲み物、おやつも一緒に記録しておきましょう。 量については「お茶碗1杯」「唐揚げ3個」など、大まかな分量から始めるといいですね。より詳しく振り返りたいときは、グラム単位で記載しておくと、カロリー計算などに役立ちます。
ただし、真面目になりすぎても続かなくなってしまいます。まずは3日間の傾向を大まかに把握することを目的として、無理のない範囲でトライしてみてください。
画像での記録もおすすめ
食事記録で心がけたいのは、実際に食べたものを正直に書くことです。 誰かに見せるためのものではないので、きちんと記録して自分の食生活の傾向をつかむことが大切になります。 また、管理栄養士に見せる場合も、ありのままの記録が適切なアドバイスのための重要な情報となります。
おすすめの記録方法は、食事の前に献立をスマートフォンなどで撮影しておくこと。メモを取るのが面倒という方も、手軽にできるのではないでしょうか。 撮るときは、食べ物の横に鉛筆などサイズの目安になるものを置いて撮影すると、あとで見返したときにサイズ感がわかりやすいのでおすすめです。
課題を見つけたら、まずはそこから改善を
食事記録をつけてみると「お肉のおかずが続いていた」など、自分の食事の傾向が見えてきます。 注意すべき点が見つかったら、それを中心に食生活を改善していきましょう。
たとえば汁物が多くて食塩をとりすぎている方なら、みそ汁を具沢山にして汁を減らすことから始めるなど、できそうなことから少しずつ食生活を整えていきましょう。
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