読む、えいよう

料理のきほん、正しくはかるとは?

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料理レシピでよく目にする「鶏もも肉 80g」や「塩 小さじ1」などの表記。みなさん、正しいはかり方はご存知でしょうか?

実は、料理をおいしく作る第一歩として、「正しくはかること」はとても大切です。 はかり方が間違っていると、レシピ通りに作っても、なんだかおいしくないということにも。また糖質量や食塩相当量などを気にしている方は、正しく計量することで、自分が食べた量を正確に管理することができます。
最近では、計量器具も進化しており、高機能なものもたくさん。

そこで今回は、正しい計量の仕方と、使いやすい計量器具をご紹介します。

デジタルスケール(はかり)

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デジタルスケール(はかり)は、食材や調味料の「重量」をはかるものです。上皿に乗せてはかりにくい場合は、ボウルなどを置き、その中に食材や調味料を入れてはかります。

レシピに記載されている重量は、基本的には可食部の重量。つまり、野菜の皮や肉・魚の骨など、食べられない部分は除いた重量なのです。そのため、重量をはかる時は、野菜や肉・魚などの皮を取り除くなど、下処理を終えた状態ではかるようにします。

また、液体の調味料は何度も移し替えると、せっかく計量したのに、分量が変わってしまうことも。例えば、小鍋でソースを作る場合は、小鍋ごとデジタルスケールの上にのせ、計量を済ませると、移し替える手間が減り、正確な量を使うことができます。

デジタルスケールの中でもおすすめなのが、0.1gからはかれるもの。調味料などは1g違うだけでも味に大きく影響するので、0.1g単位ではかることができるスケールはとても便利です。また、器をのせた状態を基準にしてはかることができる「0表示」機能がついているものを使うと、計量の手間がぐんと減ります。
最近では、水で洗えるものや壁にかけられるもの、またご飯のエネルギー量が表示されるものなどもあるので、お好みのものを揃えてみてはいかがでしょうか?

計量スプーン

計量スプーンは、調味料などの「容量」をはかるものです。デジタルスケールと違い、重量をはかるものではないところがポイントです。水は5ml=5gですが、しょうゆは5ml=6gなので、レシピに記載されているのが重量なのか容量なのかは、必ず確認するようにします。

粉末のものをはかる時は、塊が入らないように注意しながら山盛りにすくい取り、他のスプーンの柄などで平らにすりきります。ここでぎゅっと押し込んでしまうと量が変わってきてしまうのでご注意を。

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大さじ1/2をはかる時は、大さじ1をすりきりで計ってから、1/2量をかき出すと正確にはかれます。

液体のものをはかる時は、すりきり1杯ではなく、表面張力でスプーンの表面が盛り上がる位まで入れるのが一杯、大さじ1/2をはかる時は、さじの半分ではなく、八分目くらいが半分量の目安です。

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複数の料理を一度に作るときは、計量スプーンを何度も洗うことが面倒。そのため、先に粉末のものをはかり、最後に液体をはかるようにすると、スプーンが汚れず、洗う手間が省けます。

また市販されている計量スプーンは、3本セットになっているものが多いですが、一番大きいものが大さじ、一番小さいものが小さじと思っている方も。3本セットの場合、大きい順で、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、小さじ1/2=2.5mlなのでご注意を。
最近では、大さじ1、小さじ1に加え、大さじ1/2、小さじ1/4などが複数セットになっているものや、大さじ1の計量スプーンの内側に容量の1/2量の印がついているものなども。使う機会が多いので、自分が使いやすいものを揃えておくと便利です。

 

計量カップ

計量カップは、水や米などの「容量」をはかるものです。1カップ200mlですが、炊飯器の付属のカップは180ml(1合)なので、お間違えのないように。
正しくはかるためには、まず平らなところに置くこと。そして斜めからではなく、目盛りの真横から量を確認することが大切です。

計量カップも色々ありますが、透明で目盛りが見やすいガラスやプラスチック製のものが使いやすくておすすめです。また真上から目盛りが読めるものや耐熱性のあるものは本当に便利。耐熱性のものでないと、熱い出汁やお湯などをはかった時に割れてしまう危険性があります。

おいしい健康レシピのひみつ

おいしい健康のレシピはg表示がされていることが大きな特徴です。「使用量」をタップすると、食材の廃棄部分を除いた量(可食部)がg表示され、「買い物量(目安)」をタップすると、食材の廃棄部分も含まれた量が個数単位で表示されます。

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なぜこのような表示になっているかというと…

g単位
①厳格な栄養管理が必要な方も安心して食べていただける
②そのまま作れば、味のばらつきが少なく、レシピ通りの料理が再現しやすい
③病気の影響で味覚障害がある方でも、味見をしなくても料理をすることができる

個数単位
①食材や調味料の使用料のイメージがしやすく、買い物に便利
②料理に慣れている方は、スケールではからなくても作ることができて手軽

どんな人でも、おいしく健康的に料理や食事が楽しめるように、おいしい健康のレシピにはたくさんの工夫が詰まっています。

おいしい料理を作るために、まずは正しい計量から。少し手間はかかりますが、ぜひ取り入れてみてくださいね。

編集・監修:おいしい健康管理栄養士