【管理栄養士監修】「包丁」の洗い方・消毒のきほん
公開日:
2020年3月27日
最終更新日:
2022年8月23日
包丁はまな板と同じように、「肉用」「魚用」「野菜用」と食材の種類ごとに使い分けることが理想的です。 しかし、ご家庭で包丁を使い分けることが難しいときは、「正しく洗い、こまめに消毒する」ことを意識しましょう。
ポイント1. まずは、包丁の刃を洗いましょう
利き手で洗剤をつけたスポンジを持ち、反対側の手で包丁の柄をしっかり持ちます。刃を体の反対側へ向けて、スポンジを二つ折りにし、包丁の背中側から挟むようにして、両面を洗います。
※包丁とスポンジの持ち方をマスターすると、汚れをしっかりと取り除けることに加え、けがを防ぐこともできます。
ポイント2. 包丁の柄の部分もしっかり洗いましょう
包丁の刃を洗った後は、刃の背中側を持ち、包丁の柄と、刃と柄のつなぎ目を洗います。
※見落としがちなのが「柄の部分」。食材や器具に触れた手で握る部分なので、意外と汚れています。しっかりと洗いましょう。
ポイント3. しっかりと水分を拭き取る
包丁を洗った後、水分が残っていると雑菌が繁殖する原因に。清潔な布巾やペーパータオルなどで全体の水けを拭き取ります。
ポイント4. こまめに消毒を
■熱湯を使う場合
シンクに包丁を置いて、沸騰したお湯を包丁全体にかけます。もしくは80℃位のお湯に5分程度つけ置きする方法でもよいでしょう。
※生の肉や魚を切った時は、洗剤で洗った後、熱湯をかけ殺菌してからほかの食材を切るようにすると安心です。
■アルコールを使う場合
包丁の水分を取り除いた後に、キッチン用の除菌スプレー(エタノール配合のもの)を、まんべんなく噴霧し、乾燥させてください。
※水がついたままの包丁にエタノールをかけても、効果が低減してしまいます。最初に水分を拭き取ることが大切です。
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