「まな板」を清潔に保つための5つのポイント
公開日:
2020年3月27日
最終更新日:
2021年6月26日
よく使うまな板や包丁の洗い方など、清潔に保つためのポイントをお伝えさせていただきます。 今回はまな板についてです。
まな板は食材の種類ごと(肉、魚、野菜…など)にわけることが理想的です。 けれども、ご家庭で何枚もまな板を用意するのはなかなか難しいかと思います。 そこで、以下の用途にわけて2枚のまな板を用意するのがおすすめです。
ポイント① 2枚のまな板を使い分ける
1つは生肉や加熱用の魚など、これから「加熱をする食材用」のまな板。
もう1つは、サラダ用や調理済み食品など「熱を加えずに食べる食材用」のまな板。
まな板の色や種類を変えると管理がしやすくなります。
それでは、使用前の準備や洗い方、消毒方法を見ていきましょう。
ポイント② 使用前にはさっと水洗い
使用前にまな板を水でさっと洗い、清潔な布巾やペーパータオルで拭いてください。 水で濡らすことで表面に膜ができ、においや染みがつきにくくなります。 木のまな板は特に、片側だけを水に濡らしてしまうと反る原因になるため、必ず両面を湿らせましょう。
ポイント③ 洗うときはぬるま湯から
まな板を洗う際は、最初に40℃位のぬるま湯で汚れを落とし、洗剤をつけたスポンジで洗います。 初めから熱めのお湯で洗ってしまうと、肉や魚などのたんぱく質が固まってしまい、汚れが落ちにくくなります。 なお、洗剤はしっかりと洗い流しましょう。
ポイント④ 消毒はまな板の素材に合わせて
■木のまな板の場合
木のまな板は包丁が傷みにくく手への負担が少ない反面、表面に傷がつきやすいという短所があります。
塩素系漂白剤を使用すると、黒ずみの原因になることもあるため、漂白剤は使わずに熱湯をかけて自然乾燥するのがおすすめです。まな板をシンクに置いて、全体に熱湯がかかるようにしてください。
※それでも気になるという方は、塩素系漂白剤に漬けるなどして消毒を行ってください。尚、使用量は製品パッケージをご確認いただくとともに、十分な換気をお願いします。
■樹脂製のまな板の場合
樹脂製のまな板は、清潔な布巾やペーパータオルをかぶせたのち、塩素系漂白剤を全体にかけます。
5分ほど放置したら水で漂白剤をよく洗い流し、洗剤で洗いましょう。
※漂白剤などの使用量は製品パッケージをご確認ください。また、注意書きをよく読んでご使用ください。
※キッチン用の除菌スプレー(エタノール配合のもの)を使用する場合は、まな板を一旦乾燥させたのち、全面に拭きかけて、ふたたび乾燥させてください。濡れた状態で拭きかけたり、乾燥する前に拭いてしまうと効果が落ちてしまいますので注意してください。
また、乾燥させる際は、まな板の反り返りを防ぐため、日光に当てないように気をつけましょう。 食洗機を利用する場合でも、熱でまな板が反り返る可能性がありますからお気をつけください。
ポイント⑤ 保管場所にも気配りを
まな板はなるべく風通しがよく、乾燥している場所で保管しましょう。
※2020年3月に配信した記事を一部再編集しています。
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