みんな大好き、豚のしょうが焼き入門

家庭料理の定番とも言える「豚のしょうが焼き」。
子どもから大人まで幅広く人気のメニューですよね。夕食にはもちろん、お弁当にももってこいです。
ひとくちに豚のしょうが焼きと言っても巷にはいろいろなレシピがありますが、結局どれが正解なのかわからない！と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

今回は自炊料理研究家の山口祐加さんに、きほんの作り方と同じ材料で切り方や調理法を少し変えるだけで味わいを変化させる作り方を教えていただきました。

きほんのものからひと手間加えたグレードアップな作り方まで、ぜひ自分に合ったお気に入りを見つけてください。

まずはきほんの豚のしょうが焼き

しょうがの風味をしっかりと感じたい方におすすめです。スタンダードな作り方なので料理初心者の方でも作りやすいですよ。

＜作り方＞
１．材料を切る
玉ねぎは薄切りに、しょうがはすりおろします。


２．豚肉に下味をつける
バット（またはボウル）に豚肉、しょうが、酒を入れて10分ほど置きます。

３．豚肉に片栗粉をまぶす

４．焼く
フライパンに油を入れ、隙間が開かないように豚肉を並べたら中火で３分ほど焼きます。

５．調味料を加えて仕上げる
豚肉に焼き色がついたら裏返し、玉ねぎを加えて２分炒めます。弱火にし、しょうゆ、みりんを加えて絡めたら出来上がりです。

出来上がり。
甘辛さにしょうがの風味がしっかり効いてご飯がすすみます。
今回は豚ロース肉を使いましたが、豚もも肉や切り落とし肉でもおいしく作れますよ。
＜栄養価＞
エネルギー：334kcal
食塩相当量：2.1g
※エネルギーや塩分量を控えたい方はおいしい健康アレンジレシピを参考にしてみてください。

次は、作り置きにおすすめ豚のしょうが焼き

仕事に出掛ける前の朝や週末の時間がある時に漬け込んで冷蔵または冷凍しておけば、解凍してあとは焼くだけです。

＜作り方＞
１．材料を切る
玉ねぎは繊維に沿って半分に切ってから、繊維を断ち切るように薄切りにし、しょうがはすりおろします。

２．豚肉に下味をつける
ボウルに豚肉、玉ねぎ、しょうが、Aを入れて20分置きます。
３．焼く
フライパンに油を入れ、隙間が開かないように豚肉を並べたら中火で３分ほど焼きます。

４．仕上げる
豚肉に焼き色がついたら裏返して２分炒めます。味見をし、味が足りなければたれを加えて1分ほど弱めの中火で炒めます。たれが全体に絡んだら出来上がりです。

出来上がり
じっくりと漬け込んだ分、しっかりとした味わいです。きほんの豚のしょうが焼きよりも玉ねぎの甘みが感じられます。お弁当に入れるならこのレシピがおすすめです。
山口さんも１番作っているのはこのレシピとか。漬け込みだけしておけば、帰ってきてから焼くだけなのでとっても便利ですよ。
＜栄養価＞
エネルギー：324kcal
食塩相当量：2.1g
※エネルギーや塩分量を控えたい方はおいしい健康アレンジレシピを参考にしてみてください。

最後はひと手間加えたグレードアップなしょうが焼き

少し大変ですが、玉ねぎをすりおろすことで甘みがぐんと増し、豚肉もやわらかな仕上がりに。
さらに酢を少し加えることでさっぱりとした味わいになります。

＜作り方＞
１．材料を切る
玉ねぎ、しょうがはすりおろします。

２．豚肉に下味をつける
ボウルに豚肉、玉ねぎ、しょうが、酒を入れて20分置きます。


３．焼く
フライパンに油を入れて中火で熱し、温かくなったところに豚肉を並べて３〜４分焼きます。


４．仕上げる
豚肉に焼き色がついたら裏返してAを加えて２分焼きます。豚肉だけを取り出して器に盛ります。たれだけを30秒〜１分煮詰めたら、豚肉にかけて出来上がりです。

出来上がり
つゆだくなので、ご飯にかけて丼にしてもおすすめです。
個人的には３つ目のしょうが焼きが私の好みでした。

＜栄養価＞
エネルギー：325kcal
食塩相当量：2.1g
※エネルギーや塩分量を控えたい方はおいしい健康アレンジレシピを参考にしてみてください。

切り方や調理法を少し変えるだけで食感や味わいが驚くほど変わるので、ぜひ３パターン試してお気に入りの豚のしょうが焼きを見つけてみてください。