脂質控えめの「揚げない」揚げ物
公開日: 2020年9月23日
カリッと揚がった唐揚げやサクサクの衣のトンカツ、
こんがりきつね色の春巻き……。揚げ物はおいしいものです。
しかし、おいしいとわかっていても、
脂質の摂りすぎに気をつけたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
エネルギー(以下カロリー)に注意しながら、
揚げ物のおいしさを味わえるレシピを紹介します。
脂の摂りすぎは、生活習慣病の原因に
若いころは、いくらでも揚げ物を食べられていたはずなのに、年齢を重ねるにつれ、食後に胃がむかついたり、翌日に胃もたれを起こしたりする方もいるのではないでしょうか。
そもそも、揚げ物を消化するためには時間が必要です。
食べたものを胃の中で消化しやすい形へと変えてから、小腸へ送っていくからです。
ところが、年齢を重ねると、消化するために必要な分泌液の量が減ったり、消化して小腸へ送り出すぜん動運動が遅くなったりしてきます。
すると、胃の中に揚げ物が長く留まることになり、胃もたれが起きやすくなるというわけです。
楽しみをあきらめず、揚げない揚げ物を
カロリーは気になるし、もたれるのも嫌。それでもやっぱり揚げ物のおいしさを味わいたいという気持ちは捨てきれない人も多いはずです。
その気持ちを満たしてくれるのが「揚げない揚げ物」。
おいしい健康の管理栄養士も、メタボ気味の家族にこんな一品を作っていました。
「メタボ気味の父に。揚げないフライドポテト」
脂質を抑えつつも、きちんとコクと風味があれば満足感のある一品として楽しめることが伝わってきます。
また、料理する人にとって、揚げ物となると、油の温度を調節したり、しっかり中まで火が通っているか確かめたり、油はねに気をつけたりしなければなりません。
さらに調理後には、油の処理やコンロ周りの掃除が待っています。
それが「揚げない」だけで、手間がぐんと減って気持ちも楽になるはず。
ぜひお試しいただきたい、揚げない揚げ物のレシピを紹介します。
オーブントースターで焼いたり、魚用グリルを活用したり、工夫が詰まったレシピです。
さっそく今夜のおかずに、いかがでしょうか。
■揚げなくてもパリパリの仕上がりの春巻き
■オーブンを使えばヘルシーなアジフライに
■お弁当にもぴったり。脂質をカットしたチキン南蛮