疲労やだるさに負けない身体をつくろう!
公開日: 2015年12月14日
疲労がたまっている、だるいとき
「なんだか今日は身体がだるい...」そんな日がありませんか?なんとなくやる気が出なくて、なんとなく集中力が続かない。体の調子がすぐれないと、気持ちも晴れませんよね。今回は、疲労・倦怠感をはじめとする原因のわかりにくい体の不調を、毎日の食事から改善・予防する方法についてご紹介します。
不調の原因を知ろう
疲労がたまりやすい、だるい、集中力低下などの症状の主な原因としては、大きく分けてエネルギー不足とビタミンB群不足の2つが挙げられます。
エネルギー不足
例えば朝食を抜いたり、主食・主菜・副菜が揃わない食事を食べ続けると、身体活動に必要なエネルギーが不足し疲労がたまりやすくなったり、集中力が低下する症状につながります。
ビタミンB群の不足
また、エネルギー源となる栄養素は摂っていても、身体がそれをエネルギーとして活用できない場合も考えられます。特に身体の疲労に関係するのは、ビタミンB群の不足です。エネルギーが消費されると筋肉中には「疲労物質」とも呼ばれる乳酸が蓄積され、ビタミンB1にはこの乳酸を分解する作用があります。またビタミンB2は脂質をエネルギーに変換するのに重要です。
疲労に負けない身体をつくろう
対策として考えられるのは、適度な運動とバランスの良い食生活です。 身体を動かすのが少しだるい時でも無理なくできる運動としておすすめなのが、ベッドに仰向けになり足を抱えるストレッチ。血流の滞りがちな下半身を刺激し、腰の後ろ側を伸ばすストレッチにもなります。また、軽く屈伸をしたり、腕を大きく回すだけでも、固まってしまった筋肉のリフレッシュになります。
疲労に負けない身体をつくる食事
エネルギー不足による疲労の蓄積やだるさを元から改善するには、1日3食の食事をバランスよく摂ることが重要です。また、一時的な疲労やだるさの改善には、甘いものを食べて血糖値を上げることも有効です。
ビタミンB群を毎日の食事から摂取するには、豚肉・レバー・魚介(特にぶりにはビタミンB1が豊富)・豆類・牛乳を献立に取り入れるようにしましょう。また、ビタミンB1の吸収を助ける作用を持つにんにく・にら・たまねぎなどに含まれるアリシン、柑橘類・梅干し・食酢などに含まれるクエン酸を一緒に摂ると、さらに疲労回復効果がアップします。
毎日の食事から疲労に負けない身体をつくり、おいしく健康な毎日を過ごしましょう!