鼻づまり解消には、粘膜の保護&強化が大切!
公開日: 2016年1月25日
鼻づまり解消は毎日の食事から
通常の鼻呼吸が困難になり、とってもつらい鼻づまり。鼻づまりといえば、風邪や花粉症、鼻炎などが思いつきますよね。実はこれ以外に、鼻の構造が原因のものもありますが、今回は風邪や花粉症、鼻炎などが原因となる鼻づまりについて、毎日の食事から症状を和らげる方法をご紹介します!
鼻づまりは他の症状も引き起こす!
鼻づまりをそのままにしておくと他の症状を伴うリスクがあります。鼻腔内の空気の通り道が狭くなることで「いびき」を引き起こしたり、口呼吸になることで外気が直接体内に入り病原体に感染しやすくなります。また、口内が乾燥することにより虫歯や歯周病にもつながります。
鼻づまりの原因
鼻づまりの原因として、さらっとした鼻水が出る鼻炎と、黄色く粘性のある鼻水の出る副鼻腔炎があります。それぞれのメカニズムについて、簡単に見てみましょう。
急性鼻炎やアレルギー性鼻炎
さらっとした鼻水が出たり、くしゃみが連続する症状の原因は、「鼻炎」です。鼻炎は鼻腔内の粘膜が炎症やむくみを起こすことにより発症します。症状が悪化すると、副鼻腔炎や不眠、頭痛などを伴うことがあります。
副鼻腔炎
黄色く粘性のある鼻水の出る鼻づまりの原因は、副鼻腔炎です。例えば風邪をひくと私たちの身体の、特に鼻の粘膜の免疫力は弱ってしまい、さまざまな細菌に感染しやすい状態になります。この時に副鼻腔炎の細菌が体内に入ると、馴染みのある黄色い粘性のある鼻水が出る症状を引き起こすのです。この粘性のある鼻水が鼻腔にたまり、鼻づまりにつながります。
副鼻腔とは、鼻や口、目の周りにある、骨と骨の間の空洞を指します。
鼻づまりは身体が細菌と戦っている合図
鼻づまりの多くは、外部の細菌やウイルス、アレルギー物質に対する身体の防御反応です。鼻の粘膜にはたくさんの毛細血管が走っており、炎症を起こしたり、むくんだり鼻水を流すことにより、細菌などの体内への侵入を防ぐはたらきを持っています。
鼻づまりを防ぐためには、鼻の粘膜を保護&強化しましょう!
鼻の粘膜を保護&強化する食事
鼻の粘膜を守るためには、もちろん1日3食のバランスのとれた食事が重要です。朝ごはんを抜く習慣がついてしまっている人は朝ごはんを食べることを習慣づけ、食事は毎日なるべく同じ時間帯に食べるようにしましょう。
粘膜を保護する栄養素としては、ビタミンAをたっぷり含む緑黄色野菜を摂ることが大切です。緑黄色野菜は、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンを豊富に含んでいます。
また、β-カロテンは油脂と一緒に摂ることで吸収率が高まります。炒め物などでいただきましょう!特に、ポタージュやシチューのように乳化(油脂の粒子が細かくなった状態)することにより更に効率的に取り込むことができます♪
おいしい健康のレシピで、ビタミンAをたっぷり摂って鼻づまりを解消しましょう!