せき・たん対策に!のどをいたわる食事とは?
公開日: 2016年2月25日
からだの防御反応「せき」と「たん」
かぜは治ったのにせきが続いてよく眠れない、たんがのどに絡んで苦しい…なんて経験はありませんか?「せき」と「たん」は、のどや気管に侵入した異物を体の外に排出しようとする大切な防御反応ですが、長引くととても辛いですよね。早く治したいせきとたん、原因と食事でできるケアについてご紹介します!
せきとたんの原因
「せき」は、のどや気管に刺激を受けた時、異物を排出する時に起こります。「たん」は、気道から分泌される粘液が異物をからめ取ったものです。たんを外に出すためにせきが起こることもあります。
せきの期間と隠れた病気
せきは期間によって原因が異なります。3週間未満で治まる場合は、かぜやインフルエンザなどの感染症、3週間以上続く場合は、感染症以外のぜんそくなどのアレルギー反応、慢性閉塞性肺疾患(COPD)が主な原因として考えられます。まれに、高血圧治療薬の副作用でせきが起こることもあります。
長引くせきには、肺がんや結核などの重い病気が隠れていることも! ひどいせきが1週間以上続く、たんに血が混ざっている場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
食事でできるケア
せきやたんが出ている時は、のどが敏感になっています。お酒や香辛料、濃い味付け、熱すぎるものは、粘膜を傷つけることがあるため、避けたほうが良いでしょう。食べ物をやわらかく煮る、小さくきざむなどの工夫をすると、むせにくくのどの通りが良くなります。柔らかく煮た野菜や、のどごしの良いスープ、プリンなどがオススメです。
感染症が原因の時
かぜなどの感染症が原因の時は、抗菌作用をもつ「カテキン」が豊富なお茶(緑茶、紅茶、ウーロン茶)がお勧めです。高温で抽出し、少し濃い目にすると1杯あたりのカテキン量が多くなります。 生姜やにんにくにも抗菌成分が含まれ、ハチミツは粘膜の炎症を和らげる効果が期待されます。濃い目の紅茶に、生姜とハチミツを混ぜて飲むとより効果的にのどをケアできるでしょう。