いつもの料理にひと工夫!スパイスで素材の旨みたっぷりレシピ♪
公開日: 2016年4月1日
日頃から何気なく作る料理、たくさんのお塩を使っていませんか? 減塩は高血圧予防の基本中の基本。でも味気ない食事はイヤ!そんなあなたにオススメの「スパイス減塩法」をご紹介します!
スパイスは世界各国で使われる魔法の食材
スパイスとひと口に言っても、辛みだけではなく、香り付けや消臭、調味、着色など、風味や見た目を調える植物全体を指します。世界中の料理にスパイスは使われており、中華料理やエスニック料理では、唐辛子や花椒(ホアジャオ)、生姜、クミンやシナモンなどがよく使われます。洋食では、胡椒やマスタード、ナツメグが、和食では、わさびや山椒、辛子などがよく使われています。このスパイスを料理に加えることで、素材のうま味を引き出したり、味に変化が生まれたりするので、塩分控えめでもおいしく食べられます。
いつもの料理にひと工夫
一例として、サバのムニエルを料理する場合についてご紹介しましょう。サバのムニエルは、①サバに塩胡椒を振り、②小麦粉をつけた後、③フライパンで焼く、といった手順が一般的です。この中で使われる小麦粉に、数種類のスパイスが混ぜられたカレー粉を混ぜるだけで、塩味をしっかり感じられるようになります。ですので、通常加える塩の量を半分にしても、カレー粉を加えるだけで、おいしくムニエルを食べることができます。
他にも、鶏の塩焼きには山椒を、豚ロースのソテーにはマスタードを加えるなど、ひと工夫!うまくスパイスを活用することで、塩分控えめでも、おいしい料理を楽しめます。
タイミングが大切!
香り付けから辛み付けまで、近年、多くの種類のスパイスを買い求めることが出来ます。料理がおいしくなるように、より効果的なタイミングで、スパイスを使い分けましょう。 ナツメグなど、素材の臭み取りや香り付けに使うスパイスは、下ごしらえの際に、素材に直接加えて使います。ガーリックやクミンシードなど、香りや辛みをじっくり引き出すタイプのスパイスは、炒める際や煮込む際に加えるのがオススメ。また、わさびや山椒など、香りや辛みを瞬時に加える場合は、調理の最後や食べる直前に加えることで、より香りを楽しむことができます。
適切なタイミングでスパイスを加えることで、素材のうま味を引き出して、よりおいしくヘルシーな食生活を送りましょう!