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ぶりの脂がおいしい秘密、知っていますか?

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脂がたっぷりのった「ぶり」はいかがですか?

冬になると、脂のたっぷりのったぶりを食べたくなりませんか?ぶり大根にぶり照り焼き、塩焼き、ぶりしゃぶなど、ぶりを使ったおいしい料理がたくさんあります。 ぶりは漢字で「鰤」と書きますが、この由来は旧暦の「師」走に脂がのり、おいしくなるからと言われています。まさに、寒い時期にぴったりの魚ですね。今回はぶりについて、おいしい脂に含まれる栄養価や選び方などを紹介します。

良質な脂は血中コレステロールと中性脂肪対策に

ぶりは魚の中でも脂が多く、食べごたえがあるのが特徴です。その脂にはDHAやEPAといった、血中コレステロールや中性脂肪を下げてくれる多価不飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。動脈硬化や心筋梗塞といった疾患予防にもなるといわれ、特にDHAは脳をはじめとする神経組織に多く含まれています。これらの発育や機能維持に重要な役割を果たしているという報告があり、高血圧対策にもなるといわれています。

選び方のポイント

切り身の場合は、身の断面に光沢があり、血合いの部分の色が鮮やかで濃いものが新鮮です。また、パックに水がたまっていないものがよいでしょう。
ちなみにぶりは出世魚であり、大きさによって呼び名が変わります。スーパーなどで見かける「はまち」は、ぶりを養殖した中型の魚のことをさします。

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調理のポイント

刺身であれば、ぶりの脂を余すことなく食べられます。しょうゆをつけるときは、控えめにすると減塩に。ほかにも、ぶりしゃぶも最後に雑炊などにすることで、流れ落ちた脂を残さず摂ることができます。ぶりのだしがたっぷり出て、おいしいですよ。

旬と保存の方法

ぶりの旬は冬(12月〜1月)。寒い時期のぶりは「寒ぶり」と呼ばれ、脂がのっており、栄養価も高く、味も良くなります。魚は鮮度が高いうちに調理するのがおすすめです。購入したらなるべく早めに調理しましょう。特に刺身で食べる場合は、買ったその日に食べましょう。

ぶりのおいしい健康レシピ3選

ブリとカブのピリ辛味噌炒め
ぶりとかぶ、かぶの葉を焼き、ピリ辛のみそ味にしたレシピ。ご飯がすすむおかず
ぶりと白ねぎのピリ辛レンジ蒸し
電子レンジで蒸すだけなのでとっても手軽。しっとりしたぶりに、たれをかけて召し上がれ
手軽にできる ぶり大根
定番のぶり大根に、ひと工夫。塩分控えめですが、ごぼうを加えてうま味をアップ

ぶりの栄養価

エネルギー
222 kcal
食塩相当量
0.1 g
たんぱく質
21.4 g
脂質
17.6 g
炭水化物
0.3 g
食物繊維
0.0 g
糖質
0.3 g
カリウム
380 mg
カルシウム
5 mg
マグネシウム
26 mg
リン
130 mg
1.3 mg
亜鉛
0.7 mg
ヨウ素
24 µg
ビタミンA
50 µg
ビタミンE
2.0 mg
ビタミンB1
0.23 mg
ビタミンB2
0.36 mg
ビタミンB6
0.42 mg
ビタミンB12
3.8 µg
葉酸
7 µg
ビタミンC
2 mg
ビタミンD
8.0 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
72 mg
エネルギー
222 kcal
食塩相当量
0.1 g
たんぱく質
21.4 g
脂質
17.6 g
炭水化物
0.3 g
食物繊維
0.0 g
糖質
0.3 g
カリウム
380 mg
カルシウム
5 mg
マグネシウム
26 mg
リン
130 mg
1.3 mg
亜鉛
0.7 mg
ヨウ素
24 µg
ビタミンA
50 µg
ビタミンE
2.0 mg
ビタミンB1
0.23 mg
ビタミンB2
0.36 mg
ビタミンB6
0.42 mg
ビタミンB12
3.8 µg
葉酸
7 µg
ビタミンC
2 mg
ビタミンD
8.0 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
72 mg
※可食部100gあたりの栄養価です

※2013年12月に配信した記事を一部再編集しています。

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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