賢く選んで食べる。チョコレートの栄養&レシピ
公開日:
2017年2月9日
最終更新日:
2021年2月16日
甘くて濃厚な味、なめらかな口どけが特徴で、ひと口食べただけで幸せな気分にしてくれるチョコレート。主原料のカカオ豆は苦みが強く、ポリフェノールなどの栄養素が注目されています。今回はそんなチョコレートについて、効能からおすすめのレシピまで詳しくご紹介します。
カカオポリフェノールのパワーと効果的な食べ方
チョコレートにはカカオ由来のポリフェノールや食物繊維、マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。カカオに含まれるポリフェノール類には抗酸化作用が期待できることから、病気の予防に役立つことが示唆されています。また、高血圧に対して有効性が示唆されている報告が複数あります。
「食事バランスガイド」(※1)では、お菓子類やお酒などの嗜好品は、1日200kcal以内が目安といわれています。チョコレートのカロリー表示も参考にしながら、健康的に、そしておいしく楽しめるといいですね。 また、チョコレートにはカフェインやテオブロミンなどの生理活性物質が含まれているため、妊娠中や授乳中に過剰摂取すると思わぬ影響が出ることも。おいしいからといって食べ過ぎず、適切な量にとどめておきましょう。
選び方のポイント
カカオ分が高いものほどカカオポリフェノールや食物繊維などの栄養素が多くなります。ミルクチョコレートよりもビターチョコレートやカカオ成分のパーセント表示がある高カカオチョコレートがおすすめです。また、クリーミーな味わいのホワイトチョコレートには、カカオポリフェノールがほとんど含まれていません。
調理のポイント
チョコレート溶かして使うときは、鍋に張った50℃くらいの湯に刻んだチョコレートを入れたボウルを浮かべて湯せんをすると滑らかに溶けます。チョコレートの中に水分が入らないように注意しましょう。
保存の方法
しばらく置いたチョコレートの表面が白くなったり、白い斑点が浮いていた…なんてことはありませんか?これはブルーム現象と言われ、その主な原因は急激な温度変化です。 食べても害はありませんが、本来のおいしさは損なわれてしまうので、直射日光を避け、涼しい乾燥したところに保存しましょう。 魅力いっぱいのチョコレート、食べ過ぎには注意して、おいしく味わってください。
チョコレートのおいしい健康レシピ3選
※1 厚生労働省・農林水産省,2005年公表 「食事バランスガイド」