身は赤いけど白身魚!?な「サケ」
公開日: 2016年3月16日
秋の味覚「秋味」
サケと呼ばれる仲間には、ギンザケ、ベニザケ、キングサーモン、サーモントラウトなどがありますが、シロサケを指すことが一般的。中でも9月~11月に北海道で、産卵のため川をのぼってくるものを「秋味」と呼び、味が良いことで知られます。
今回はサケについて、栄養から選び方、調理のコツまで詳しくご紹介します!
実は白身魚!なサケ
サケは赤身魚と思われがちですが、実は白身魚に分類されるのをご存知ですか。赤い身の色はアスタキサンチンという色素によるもので、高い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化の予防に効果があるといわれます。
また、栄養バランスにも優れており、良質なたんぱく質をはじめ、生活習慣病の予防に役立つn-3系の脂肪酸であるEPAやDHA、ビタミン類が豊富に含まれます。ビタミン類は特にカルシウムの吸収を高めるビタミンDが豊富で、血流を改善するビタミンEや、悪性貧血を予防するビタミンB12なども多く含まれます。
選び方のポイント
切り身の場合は、皮が銀色に光り、身の断面にハリとツヤがあるものが新鮮で、お勧め。 パック入りのものは、ドリップが出ていないものを選びましょう。
旬と保存方法
旬は9~11月で、サンマと並んで秋を代表する魚です。
粕漬けや味噌漬けにすると冷蔵で1週間程度、冷凍で1ヶ月程度保存できますが、基本は数日で食べきりましょう。冷凍する場合は、1切れずつラップで包み、ジッパー付きの保存袋に入れます。美味しく解凍するには自然解凍がお勧めです。
調理のポイント
サケはフライや塩焼き、ムニエル、ホイル焼き、シチューなど、料理の幅が広い食材です。ただし、身が軟らかく、身崩れしやすいため、丁寧に扱いましょう。また、加熱しすぎると身がパサつくので要注意。
この他、サケはビタミンDが豊富ですから、乳製品や大豆製品などカルシウムの豊富な食品と組み合わせると、カルシウムを効率よく摂取できます。
サケのおいしい健康レシピ3選
サケの栄養価
※2014年10月に配信した記事を一部再編集しています。