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スナップえんどうをおいしく食べましょう

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スナップえんどうは、えんどうの一品種。豆が成長しても、さやはやわらかいのが特徴です。 鮮やかな緑色はお弁当の彩りにも活躍します。今回はスナップえんどうについて、栄養から保存方法まで詳しくご紹介します。

季節の変わり目を乗り切る栄養が豊富な「スナップえんどう」

スナップえんどうに含まれている主な栄養素は、エネルギー源となる糖質や、肌や筋肉の材料となるたんぱく質です。そのほか、糖質や脂質の代謝に欠かせないビタミンB1やビタミンB2、コラーゲンの合成を助けるビタミンC、抗酸化作用のあるβ‐カロテン、余分な塩分を排せつするカリウム、便秘を予防する食物繊維などが含まれています。

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スナップえんどうの選び方のポイント

ガクの部分まで鮮やかな緑色で、ツヤがある新鮮なものを選びましょう。さやがふっくらと肉厚でハリのあるものは、さや全体に実がしっかり詰まっていて良品です。

スナップえんどうの調理のポイント

筋がかたいのですべて取り除きましょう。先端からつまんで上側をとり、ガクから反対側の筋も取り除きます。ゆで方は、塩を加えた熱湯に入れ、サッと短時間(1~2分)で仕上げましょう。ゆですぎるとビタミンやシャキシャキとした食感が損なわれるので注意を。

スナップえんどうの旬と保存の方法

スナップえんどうの旬は4~6月。乾燥すると味が落ちるので、湿らせた新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。冷凍するときは、かたゆでしてよく水けをきり、保存袋に重ならないように並べて冷凍するのがおすすめ。 旬のスナップえんどう、いろいろなレシピでおいしく味わってください。

スナップえんどうおすすめレシピ3選

豚肉みそ炒め弁当
料理家の藤井恵先生に教えてもらったお弁当レシピ。ごまをまぶしたスナップえんどうがいいアクセントに
あさりとスナップえんどうのパスタ
あさりとスナップえんどうを使ったパスタ。スナップえんどうのシャキシャキした食感が楽しめます
卵と春キャベツの中華炒め
中華炒めであっさりと。スナップえんどうとキャベツ、卵などをさっと炒めるだけと簡単です

参考にした文献

  • 新野菜の便利帳 健康編(高橋書店)
  • 新野菜の便利帳 おいしい編(高橋書店)
  • 旬がおいしい野菜事典(学研)
  • いちばん詳しくて、わかりやすい!栄養の教科書(新星出版社)
編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士