【第2回:昼食編】時間栄養学を知ろう!
公開日: 2016年1月18日
健康・ダイエットに役立つ時間栄養学
生活していると、内臓は24時間絶えず働いているように感じていませんか?実は、内臓には元気に活動する時間と休息する時間があり、その時間帯は臓器によって異なります。それぞれのリズムに考慮して「なにを」「どれだけ」「いつ」食べるかに気をくばると、内臓の負担が減り、身体に優しい食生活につながります。このように時間と栄養学の関係をまとめたのが「時間栄養学」です。 全4回で「時間栄養学」をご紹介するこのシリーズ、2回目のテーマは「昼食」!
内臓が最も活動的なランチタイム
食べ物を消化する胃は、起床してから徐々に活動が活発になり、お昼頃にピークを迎えます。血糖値を調整する膵臓のはたらきは、お昼頃からだんだんと活発になります。エネルギー代謝に関わる肝臓は、午前中が活動のピーク。夕方には休息時間に入ります。
お昼ごはんの時間帯は胃・膵臓・肝臓のはたらきがそろって活発で、最もエネルギーが消費されやすい時間帯。「ダイエット中だけど、どうしても我慢できない…」という時は、昼食に美味しいものをいただきましょう!
昼食では、しっかりエネルギーチャージ
昼食は、朝食から5〜6時間後を目安にとりましょう。昼食では、午後のエネルギー源となる糖質や脂質、代謝を向上させるたんぱく質をしっかりと摂る必要があります。肉や魚の主菜、野菜、ご飯が並ぶ定食は、栄養バランスがとれていることが多いためオススメです♪
昼は脂肪が蓄積されにくい時間帯でもあるため、揚げ物や炒め物など脂質の多いメニュー、ラーメンやパスタなどの糖質が多いメニューを食べたいときは、晩ごはんに食べるよりもお昼ごはんに食べるようにしましょう。麺類の中でも、パスタは食後の血糖値が上がりにくく、腹持ちが良いといわれています。何を食べるか迷ったときには、選んでみてはいかがでしょうか?
味の濃いものは控えめに♪
日中は塩分の排泄を抑えるホルモンが活発に働いているため、味の濃いものを食べると塩分が身体に溜まり、むくみや高血圧につながります。血圧が高めの方、デスクワークでむくみが気になる方は、昼食の塩分を控えましょう。うどんやラーメンのスープはすべて飲み干さず、少量で我慢できると良いですね。
ランチタイムに!満腹レシピ
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