料理上手への近道!知ってる?砂糖の便利な活用法
公開日: 2016年8月9日
料理で大事な働きをする砂糖
砂糖は、料理に「甘さ」を加えるだけの調味料ではありません。パンを膨らませたり、おいしそうな焼き色をつけたり、肉を柔らかくしたり、水分を抱えこんだり、アミノ酸と反応して香ばしい匂いや色をつけたりするなど様々な力を持っています!
今回はそんな砂糖の特徴を知り、毎日のお料理に活用するコツをご紹介します!♪
基本のレシピ
調理の際、調味料を加える順番は「さしすせそ」と言われるように、砂糖は調味のはじめに入れます。砂糖は、分子が大きいので後から入れると味が馴染みにくくなってしまうためです。
また、砂糖は種類によって、甘さや風味が異なるので特徴を知って上手に使い分けることができます。
黒糖は主な成分であるショ糖以外の成分を15〜20%含むため、他の砂糖とは違った独特の風味とこってりした甘みがあります。この反対にさっぱりとした甘みを持つのが、ショ糖の純度の高いグラニュー糖や白ざら糖です。砂糖は純度が高いほどさっぱりし、匂いも少なくなります。
純度が低くミネラル分を含む三温糖は、不純物か刺激となり甘みを強く感じます。深い甘みやコクを与えたい煮物などには、三温糖がオススメ。
砂糖を使った基本のレシピ
砂糖の意外な使い方
砂糖は、水によく溶け、その水分を抱えこんで離さないという特徴があります。そのため、パサパサしがちな肉に揉み込んでおくとしっとりと柔らかく仕上がります。
例えば、薄切り肉を焼いて固くなってしまった経験はありませんか?こんなときは、砂糖をふり絡めるようにして焼くとしっとりと仕上がります。タンパク質は熱を加えると固くなる性質を持っているので、カレーやシチューなどを煮込む際、お肉に砂糖を揉み込んで下ごしらえしておきましょう!お肉が固くなるのを防ぎ、柔らかく仕上げることができますよ。
砂糖の保存方法
砂糖の保存の際には、「温度」「湿気」「匂い」に気をつけましょう。砂糖は、温度変化の激しい所や湿気の多いところに置くと、水分を吸って固まってしまいます。また、匂いもつきやすので、密閉した容器で保存するようにしましょう。