「1週間あんしん献立だより」6月のおすすめ献立
公開日: 2021年6月11日
例年より早く梅雨に入った地域もあれば、気温が30度以上の夏日になる地域もあるなど、不安定な天候が続きますね。
気温や気圧の変化で、食欲不振になってしまった方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな時にもぴったりな献立をご紹介します。
おいしい健康の1週間あんしん献立では、筑波大学附属病院監修のもと、糖尿病患者さん向けの1週間分の夕食を提案。
1日のエネルギー摂取量が1600kcalの方に合わせた献立を、月替りでお届けしています。
糖尿病ではない方にも“健康的な食事”として、楽しんでいただける内容になっています。
6月の献立のテーマは「1週間で旬の食材使い切り献立」です。
例えば、今が旬のかぼちゃは、1個購入しても使いきれずに冷蔵庫の中で長期間眠った状態になることがありますよね。
そこで今回の1週間献立では、スーパーで購入したかぼちゃ4分の1個分あれば使い切ることができるものにしました。飽きが来ないように、日によって味つけを変えているのもポイントです。
また、日曜日の献立に登場する「豆腐とツナの手作りがんも」では2人分で豆腐1丁を使い切れるなど、
さまざまなレシピに工夫を施しています。
ヘルシーなうえ、家計にもやさしい献立なので、ぜひ試してみてください。
6月の1週間献立
土曜日 食欲をそそる ガーリック炒め献立
日曜日 揚げたては格別 手作りがんもの和風献立
月曜日 彩り豊かな冷やし中華がメインの献立
火曜日 ご飯が進む ピリ辛みそ炒め定食
水曜日 旬食材を楽しめる和食献立
木曜日 2品でも大満足 夏野菜のキーマカレー献立
金曜日 さば缶で簡単 冷汁献立
買い物リストはこちら
土〜火曜日の買い物リスト
水〜金曜日の買い物リスト
筑波大学附属病院 管理栄養士の先生コメント
「食材が冷蔵庫の中で悪くなったり、いつ購入した物かわからなくなった、なんて経験はありませんか?
そのような食材を結局、破棄してしまい、罪悪感が募ることで、料理を作ることに消極的になってしまう人は多いと思います。
今回のレシピは、そのトラウマ解決の手助けになればうれしいです」
6月のピックアップ献立
今回ご紹介するのは、金曜日の「さば缶で簡単 冷汁献立」。 さば缶を使った、簡単&食べごたえのある「冷や汁」がメインの献立です。1週間の疲れが溜まりがちな金曜日でも作りやすく、おなかも大満足になります。
主食●さば缶で簡単冷汁
暑い季節にぴったりな「冷や汁」は、干物などを混ぜた冷たいみそ汁をごはんにかけて食べる、宮崎県の郷土料理です。
さらっと食べやすいのですが、塩分量が高くなりがち。ものによっては、1食で1日分ほどの塩分をとってしまうこともあります。
そこで、干物の代わりに塩分控えめ&栄養豊富な「さば缶」を使いました。2人分で1缶を汁ごと使い切れるようにしているので、作るのがとてもラク。
さらに今回は、用意が面倒な「だし汁」もなし。さば缶の汁とかつお節を使うだけで風味よく仕上げています。
火を使わずにさっと作れるので、遅く帰った日や、疲れていて料理が億劫な日におすすめです。
副菜●きのこのぽん酢蒸し
こちらも火を使わずに作れる一品。
栄養価の高いきのこを、夏に重宝するさっぱり風味の副菜に仕上げました。
調味料はぽん酢しょうゆだけ。さらに、材料を入れて電子レンジで加熱するれば完成、という手軽さもポイントです。
きのこは食物繊維たっぷりで血糖値の上昇が緩やかにしてくれるので、積極的に摂りたい食材です。
副菜●かぼちゃのきんぴら
今が旬のかぼちゃを、甘辛く炒めたきんぴらにしました。彩りが鮮やかなので、地味になりがちな献立に華を添えてくれます。
メインの冷や汁がさっぱりとしているので、かぼちゃで甘みをプラスして献立全体に味のメリハリを出しました。
かぼちゃは糖質が高いため、糖尿病の方は避けたほうがいいと思われがちですが、食材の組み合わせや量次第で取り入れることもできます。糖質だけでなく塩分も少なめの一品なので、ぜひ試してみてください。
もっと詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ。 筑波大学附属病院監修 糖尿病患者さんのための1週間あんしん献立
*この記事内の献立は、1食のエネルギー摂取量を500〜600kcal、食塩相当量を2.5g以下(1週間平均で1食あたり)、食物繊維を7g以上(1週間平均で1食あたり)の基準で作成しています。
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