糖尿病でも食べてはいけないものはない?血糖値を上げにくい食事の工夫6つ
公開日: 2026年4月10日
「糖尿病と言われてから、何を食べればいいのかわからなくなった」
「ネットで調べれば調べるほど、情報が多すぎて混乱してしまう」
そんなふうに感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食事のたびに不安になったり、何かを食べるたびに罪悪感を覚えてしまったり——食事が楽しくなくなってしまうのは、とてもつらいことです。
でも、少し考え方を変えるだけで、その気持ちはぐっと軽くなります。
糖尿病の食事管理で本当に大切なのは、「食べてはいけないものを避ける」ことではなく、「量・組み合わせ・食べ方を工夫する」ことです。
今回は、無理なく続けられる食事の工夫をご紹介します。
糖尿病の食事管理でつい感じてしまうこと
・食べていいものと、ダメなものがある
・毎食、栄養バランスを完璧に整えないといけない
・食事は手作りにすべき
・食べすぎたら、もう失敗
・糖質やご飯はなるべく控えた方がいい
巷にはいろいろな情報が溢れているので、そう感じてしまうのは自然なことです。ただ、必ずしもその通りではありません。
工夫1:「食べてはいけないもの」はない
まず知っておいてほしいのは、基本的に「食べてはいけないもの」はないということです。
① 量:適切な量を守る
② 組み合わせ:野菜やたんぱく質を一緒に
③ 食べ方:食べる順番やタイミングを工夫する
実は、ちょっとした工夫で血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
例えば、
・替え玉の代わりに、もやし・キャベツ・ねぎなどの野菜をトッピングする
・煮卵をトッピングして満足感を高める
・スープは飲み干さない
「食べない」ではなく「どう食べるか」がポイントになります。
工夫2:間食は「やめる」より「選ぶ」
間食は我慢するより、選び方が大切です。
目安は1日200kcal。好きなスイーツも、この範囲なら楽しめます。
🔽おいしい健康管理栄養士のおすすめの間食
また、間食はタイミングも大切です。
できれば15時までに食べると、血糖値の上昇が穏やかになります。
工夫3:栄養バランスは「3色」でOK
「PFCバランスを毎食考えないといけないの?」と思うと、それだけで疲れてしまいます。
ですが、難しく考えなくて大丈夫。
赤・黄・緑の色をそろえるだけでOKです。これだけで、自然とバランスが整います。
🔽赤・黄・緑の食品群

工夫4:手作りにこだわらなくていい
忙しい日、疲れた日、体調がすぐれない日、いろんな日があります。そんな日に無理をする必要はありません。
レトルト食品や惣菜に、冷凍野菜やカット野菜を組み合わせれば、無理なく栄養バランスを整えられます。
🔽例えばレトルトカレーや冷凍パスタでこんな工夫

工夫5:食べすぎた翌日は「抜く」のではなく「整える」
外食や会食で、つい食べすぎてしまうこともあります。大切なのは1食で判断するのではなく、「数日単位」で考えることです。
「やってしまった」ではなく、「まいっか。次で整えよう」の切り替えが、長く続けるための力になります。
翌日は、
・主食をゼロにするのではなく、少し控えめにする
・野菜とたんぱく質を意識する
・脂っこいものを控える
これだけで十分です。
工夫6:炭水化物は「質」を変える
炭水化物は、大切なエネルギー源のひとつです。極端に減らすと、疲れやすくなったり、かえって食欲が増してしまうこともあります。
麦ご飯やライ麦パンなどの「茶色い炭水化物」は、食物繊維が豊富に含まれています。
例えば、白米を麦ご飯に変えるなど、「質」を変えることで、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
🔽茶色い炭水化物の例

「制限」より「工夫」、「完璧」より「継続」
「何を我慢するか」ではなく「どう工夫するか」
この考え方に切り替えるだけで、毎日の食事はずっと前向きなものになります。
一度にすべてを変えなくて大丈夫です。今日できそうなことを、ひとつだけ。
それが、無理なく続けられる食事管理につながります。
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