おいしい健康ホーム

妊娠中の食事

とりたい栄養やレシピがわかる

妊娠中の食事

監修

よしかた産婦人科院長

善方裕美 先生

更新日:2025年11月25日

妊娠中の食事は、お母さんと赤ちゃんの健康に関わりますが、あまり神経質にならずに食事を楽しみたいものです。妊娠の基礎知識から、妊娠中の栄養バランスや必要な栄養素のとり方、簡単レシピなど知っておきたいことをまとめました。
妊娠の基礎知識

妊娠したら自分の体にどんな変化があるのか、今までの生活から変えた方がいいことや妊娠中によくある悩みや疑問などを解説します。
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妊娠中の食事
3つのポイント

1
摂取エネルギー量を増やす

妊娠中は、妊娠前より必要なエネルギー量が増加します(※妊娠前の摂取エネルギー量の目安は下で計算できます)。ご飯などの主食+たんぱく質食品+野菜類を揃えると栄養バランスも整います。

妊娠前の摂取エネルギー量を調べる

1日の大半は、座っている

座っていることが中心で通勤や買い物などの活動が1日合計2時間ほど

立ち仕事が多い、または運動習慣がある

2
適切な体重増加を目安にする

適切な妊娠中の体重増加は、母子の健康と直結します。妊娠前の体格(BMI)に応じた体重増加の目安(※1)をもとに、肥満ややせずぎを予防します。

BMI 体重増加の目安
低体重 (18.5未満) 12〜15kg
普通体重 (18.5〜25未満) 10〜13kg
肥満 (25〜30未満) 7〜10kg
肥満 (30以上) 個別対応 (上限5kgまでが目安)
3
妊娠中に必要な栄養素(葉酸・鉄・カルシウム)をとる

葉酸は特に妊娠初期に赤ちゃんの病気の予防のために必要です。鉄は妊娠中期以降の貧血予防に重要で、カルシウムは赤ちゃんの骨の形成に不可欠。ほかにも、たんぱく質、食物繊維、ビタミンC、良質な脂質なども摂取した方が良い栄養素です。

妊娠初期(1〜4ヶ月)の食事


妊娠初期に優先してとりたい栄養は「葉酸」

妊娠初期に 葉酸 をとることで赤ちゃんの神経管閉鎖障害という病気のリスクが低減するといわれています。 神経管は妊娠初期につくられるため、妊娠前から意識して取り入れることがすすめられています。 食品以外にサプリメントで補う方法もあります。

ラクに作れて栄養もとれる、妊娠初期のおすすめレシピ

青菜や納豆などで葉酸、鉄を補給できるレシピをはじめ、上の栄養素を手軽にとれるレシピをピックアップ。ほかにも葉酸を多くとれるレシピも豊富なので、活用してくださいね。

つわりで食欲がない場合は、食べられるものを優先

食欲がない場合は、ヨーグルトや卵豆腐のようなのどごしの良いたんぱく質食品や、果物やフルーツジュースなどでビタミンを補えるものがおすすめです。少量ずつ食べるなど、無理なく食べられるもので栄養補給を。嘔吐がある場合は経口補水液などを飲むのも手。

妊娠中期(5〜7ヶ月)の食事


摂取エネルギー量を増やしつつ、貧血対策を

赤ちゃんの成長が著しい時期は、食事でエネルギー量をしっかり確保。 1日250kcalプラスを目安に、主食やおかずを少し多めに食べるよう意識を。 お腹がはって一度に食べられないときは間食で補ってもよいでしょう。 乳製品や果物を間食にする方法もあります。
また、妊娠中期以後は鉄欠乏性貧血が起こりやすくなるので、鉄の摂取を。 野菜や豆類などに含まれる鉄(非ヘム鉄)はビタミンCと一緒に とると吸収率が高まります。

効率よくエネルギーをとれる、妊娠中期のおすすめレシピ

エネルギーだけでなく上の栄養をとれる麺や主菜のレシピは、塩分も控えているので妊娠中でも安心。ふかしいもは間食に◎。中期に意識したい貧血対策のレシピも取り入れたいもの。

妊娠後期(8〜10ヶ月)の食事


間食も取り入れて小分けに栄養補給

出産直前まで赤ちゃんが急速に大きくなる時期。 エネルギーをとれるよう食事量も増やしていきますが、一度に大量に食べると胃が圧迫されて苦しくなるので、 3食+2〜3回の間食で小分けに栄養摂取 を。 間食には乳製品や果物が栄養的にはおすすめです。 また、赤ちゃんの脳や視覚の発達のためにDHAの摂取を。 週2〜3回は魚料理を食べると◎。

栄養補給や貧血対策に、妊娠後期のおすすめレシピ

おいしい健康には、朝食や間食でも手軽に栄養をとれるレシピがあります。たんぱく質やDHAをとれる魚介は缶詰活用で手軽に。引き続き、貧血対策レシピも活用してくださいね。
妊娠中の間食コラム

妊娠中に気をつけたいこと


お酒やカフェイン以外に、時期によっての配慮も必要

妊娠前は口にしていても、妊娠中は避けたいものがあります。飲酒は完全にやめ、カフェインも赤ちゃんの発育に影響する可能性があるため、とりすぎないことがポイント。ほかにも下記のような食中毒の原因になるもの、塩分の多いものなどは量や頻度を控えることを意識しましょう。

外食やコンビニを活用するときのポイント

外食やテイクアウト、コンビニやスーパーの惣菜を活用するときは、塩分や脂質をとりすぎないようにしたいもの。 妊娠中の1日あたりの摂取目標量(※2)は、 食塩相当量が6.5g未満、脂質は必要なエネルギー量のうちの20〜30% が目安とされています。 エネルギー量、食塩相当量、脂質など栄養成分表示を確認して選ぶと◎。

妊娠中は赤ちゃんの発育も考えたエネルギー摂取やバランスの良い食事が大切になります。とはいえ神経質になりすぎず、できるだけ食べたいものを取り入れて食事を楽しみたいもの。おいしい健康アプリの妊娠中の方向けのレシピも活用してくださいね。
食事・栄養監修 おいしい健康 管理栄養士
紹介している食品はあくまで参考です。個々の体質や健康状態により異なるため、摂取については医師にご相談ください。
参考:※1.厚生労働省 妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針、※2.厚生労働省 日本人の食事摂取基準2025年版
厚生労働省 日本人の食事摂取基準2025年版、文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年、厚生労働省 これからママになるあなたへ、厚生労働省 妊娠中・産後のママのための食事BOOK、厚生労働省 これからママになるあなたへ 食べ物について知っておいてほしいこと、厚生労働省 これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと、厚生労働省“食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~”
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