読む、えいよう

妊娠中と産後の栄養不足が心配されています

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若い女性の「栄養不足」が近年、社会問題になっていることを知っていますか?
これは妊婦さんや産後のお母さんたちの年代も、例外ではありません。

妊娠前に痩せすぎている女性は、早産や、赤ちゃんが小さく生まれてくるリスクが高まるとも言われています。※
また、産後も体力の回復や母乳を作るためにエネルギーを使うので、母体は栄養不足になりがち。
お母さんと赤ちゃんの健康のために、今、食事の大切さが改めて叫ばれています。

妊娠中の栄養不足は赤ちゃんに影響が

妊娠中はおなかの赤ちゃんに栄養を送るために、妊娠前より多くの栄養が必要です。
しかし20代、30代女性の中には、朝ごはんを抜くなどして1日2食になっている人も多いのが現状。※
そのため、妊娠前から1日のエネルギー摂取量が少ない傾向があります。

その場合、妊娠中に体重増加が不足すると、早産や、赤ちゃんが小さく生まれてくるリスクが高まるという報告があります。
さらに、早産や小さく生まれてきた赤ちゃんは、成人後に肥満や糖尿病など生活習慣病の発症リスクが高まる可能性があることが、多くの研究で報告されています。※

※参考;厚生労働省策定「妊産婦のための食生活指針」

産後は料理をきちんとする時間もない

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最近では核家族化が進んでいたり、感染症の影響で移動制限があったりするため、産後は両親などの周囲のサポートを受けにくいのが現状です。
そのためお母さんは慣れない育児にプラスして、料理や掃除などの家事をする場面が多く、疲労が溜まっている状態。栄養価を考えて料理をしたり、ゆっくり食事をとる余裕がないことがほとんどです。

実際に、おいしい健康社内で調査したところ、女性社員からは産後の食事に関して、下記のような声が上がりました。

●「赤ちゃんを抱っこしていないと泣くので料理に手がかけられない。簡単に作れる料理のバリエーションがあれば知りたかった…」(30代・管理栄養士)

●「子どもの授乳時間や食事時間を優先するので、自分の食事時間が遅くなったり、適当に済ませることが多くなった」(30代・エンジニア)

●「食事が少なかったりバランスが悪いと母乳の出が悪かったので、赤ちゃんもぐずりやすくて…。自分の疲れもたまり、悪循環に」(40代・管理栄養士)

●「メインは決まっても、そこにつけるサブメニューまで考えるのが大変!」(30代・ディレクター)

●「家族に“何を買ってきたらいい?”と訊かれても、先の食事を考える余裕もなく…。“何でもいいから適当に”と答えて、惣菜ばかりになったことも」(40代・マーケティング)

産後の料理の負担を減らすために

産後の負担が少しでも減るように、また、お母さんが十分な栄養がとれるように。iOS・Androidアプリ、Webサイト「おいしい健康」では、産後の女性に最適な食事を提案するサービスを6月24日より開始しました。 授乳形態を母乳、混合栄養、ミルクの3つから選び、それぞれに合わせて必要な栄養を見える化。より一人一人の体調に合わせた献立ができます。

●アプリ概要
アプリ名『おいしい健康』
対応端末:iPhone(iOS) / Android
ダウンロード:App Store / Google Play Store
アプリ紹介ページ:https://oishi-kenko.com/service_description
産後の方に向けた食事支援機能を提供開始のお知らせ:https://corp.oishi-kenko.com/news/20210624_01.html

冷凍食品やカット野菜で作る時短レシピや、火を使わず電子レンジを使った料理など、管理栄養士が監修した栄養たっぷりのレシピが豊富。お母さんだけでなく、パートナーでも作りやすいレシピが充実していますので、ぜひ試してみてください。

産後におすすめのレシピ

時間がない産後でも簡単に作れる3つのレシピを紹介します。どれも切るだけだったり、電子レンジで加熱するだけだったり、簡単なのに栄養価が高くておいしい料理になります。

レンジで簡単 豚肉と豆苗のレモン蒸し
電子レンジで作る、葉酸が豊富な豆苗を使ったお手軽レシピ。豚肉を豆苗の間に挟んで加熱するのがポイント。にんにくとレモンの香りでおいしくいただけます。
納豆しらす温玉アボカド丼
火を使わず、アボカドをカットして食材をごはんにのせるだけ。夕飯だけでなく朝ごはんにもおすすめ。しらす干し入りなので、カルシウムもとれます。
牛肉とブロッコリーのオイスターソース炒め
鉄分とたんぱく質豊富な牛肉を使った一品。オイスターソースでコクのある仕上がりになります。葉酸が多いブロッコリーもプラス。

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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