おいしい健康ホーム

離乳食の進め方

時期別のポイント&レシピ

離乳食の進め方

原稿監修

一般社団法人母子栄養協会代表理事

管理栄養士 川口由美子 先生

更新日:2026年1月6日

レシピ監修:おいしい健康

赤ちゃんが母乳やミルク以外の「食べ物」にはじめて触れる離乳食。今後の食事や生活のリズムを作るうえでも大切な時期です。どうやって進めるのか不安もあるかもしれませんが、進み具合には個人差があるので焦らないことが大切。赤ちゃんの様子をみながら進めていきましょう。
離乳食の基礎知識

離乳食を通じて、赤ちゃんは徐々に食べることに慣れていきます。はじめ方の目安から、どのように進めていくのかなど、最初に知っておきたい基本的なことを下の記事で紹介しています。
離乳食の役割とはじめ方
離乳食の期間を通じて、赤ちゃんは母乳やミルク以外の「食べ物」から栄養をとることに慣れていきます。また、食べ物をかんで飲み込む方法を身につけるだけでなく、食べることへの興味や食習慣の土台を育む時期でもあります。ここでは、離乳食の役割といつはじめればいいかの目安、用意するものを解説します。
離乳食の進め方と食材の使い方
離乳食は赤ちゃんの発達や食べる力に応じて、初期から完了期まで4段階に分かれていますが、月齢はあくまで目安です。個人差があるので、赤ちゃんの食べ方をみながら、いろいろな食べ物を楽しめるよう、段階に合ったかたさや形状を目安に進めていきましょう。
離乳食の基本の調理と冷凍テク
離乳食の調理は、衛生面はもちろん、かたさや形状などを考慮し、赤ちゃんの成長に合わせた食べやすさにすることが大切です。そのため、大人が食べる料理とは作り分けたり、ひと手間をかけたりする必要があります。冷凍ストックや取り分けなどを活用して、できるだけ調理をらくにする方法もご紹介します。
離乳食でよくある質問Q&A
離乳食をはじめていくと「ちゃんと食べてくれない…」「同じものしか食べない」などの悩みが出てくることもありますが、完璧を目指さなくても大丈夫です。親子でゆっくり、楽しく食事の時間を育んでいきましょう。離乳食の過程で多いお悩みや質問について、専門家がお答えします。
離乳食で
大切な3つのポイント

1
赤ちゃんのペースに合わせて進める

離乳食の開始時期や進め方、食べる量には個人差があります。あくまで目安なので、月齢や量、栄養バランスなどに神経質になりすぎず、一緒に食事を楽しむことが大切です。

はじめる目安チェック

2
いろいろな食品から徐々に栄養をとる

離乳食が進んだら、少しずつ栄養のことも考えていきます。具体的には「お粥などの主食、野菜の副菜、肉や魚などの主菜」を組み合わせると、炭水化物、ビタミン・ミネラル、たんぱく質といった栄養をとることができます。

3
病気やのどに詰まるリスクがある食べ物は避ける

赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱く、衛生面に注意した食材選びや調理法が大切です。また、はちみつは乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1歳を過ぎるまでは与えないようにしましょう。食べ物をかんで飲み込む力や吐き出す力も弱いので、食材の形状や食べる姿勢にも注意し、のどに詰まらせないように気をつけます。

注意したい食品

  • はちみつ

    (1歳までNG)

  • 牛乳

    (1歳までは加熱調理のみ)

  • 香辛料

    (1歳までは控える)

  • 肉、魚、卵の生もの

  • カフェイン

  • のどに詰まりやすいもの

参考:こども家庭庁 生後5か月からの離乳スタートガイド

離乳初期 5〜6ヶ月頃


食べ物を飲み込むことに慣れる「ゴックン期」

赤ちゃんが母乳やミルク以外の食べ物をはじめて口にするので、最初からうまくできなくて当たり前です。 まずは 食べることに「慣れる」 のが最初のステップです。 口を閉じて食べ物を取り込んでゴックンと飲み込むこと、食べ物の舌ざわりや味に慣れていくことを目指します。

つぶし粥1さじからはじめ、慣れたら量や食材を増やす

最初はつぶしたお粥からはじめます。 お粥に慣れたら、すりつぶした野菜、たんぱく質食品 を試していきます。 慌てずに量や食材の種類を増やしていくといいでしょう。 調味料は使わなくてもかまいません。
はじめての食材を与えるときは、離乳食用のスプーンで少しずつ与えて様子をみます。 アレルギー症状が出た場合でも病院に行ける時間にするのが安心です。

最初の1ヶ月の進め方例

進め方はあくまで目安です。決まりではありません。量や日数は赤ちゃんの様子をみながら調整しましょう。うまく進まない日はお休みしてもOK。

おいしい健康の離乳食・初期のレシピ

初期に食べる量は少量なので、お粥や野菜ペーストは数回分をまとめて作って冷凍しておくのがおすすめ。 つぶし粥は、おいしい健康のレシピでは「10倍粥」と記載しています。 最後にすりつぶすことで、なめらかな状態に仕上げています。

レシピ監修:おいしい健康

離乳中期 7〜8ヶ月頃


舌で食べ物をつぶして食べるようになる「モグモグ期」

食べることに慣れ、ゴックンと飲み込めるようになったら、舌や上あごでつぶして食べるステップへ。 お粥も粒を残した状態に します。
また、母乳育児の場合、生後6ヶ月頃から鉄が不足してきます。 併せてビタミンD欠乏の心配もあり、離乳食で意識的に取り入れたい栄養素です。 鉄やビタミンDを補える魚、肉、卵なども意識してとるようにしましょう。

1日2回の離乳食に。いろいろな食べ物にトライ

食事は1日2回程度にし、少しずつ生活リズムを考えてみたい時期。 いろいろな味や舌ざわりを楽しめるよう、 食品の種類も増やしていけると◎。
「炭水化物がとれる主食+ビタミンやミネラルがとれる野菜の副菜+たんぱく質食品の主菜」の献立でもいいですが、たんぱく質食品・野菜入りのご飯や麺などにすると、用意もしやすく、赤ちゃんも食べやすいのでおすすめです。

おいしい健康の離乳食・中期のレシピ

主食・副菜・主菜のレシピのほか、1品で栄養バランスがとれる主食のレシピも便利。 お粥は「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」には全粥と記載されていますが、おいしい健康では赤ちゃんの状況に合わせて調整できるよう7倍粥のレシピもあります。

レシピ監修:おいしい健康

離乳後期 9〜11ヶ月頃


歯茎でつぶして食べられるようになる「かみかみ期」

舌でつぶして飲み込めるようになったら、歯茎でつぶせるかたさにしていく時期。 朝昼夕の1日3回の食事になるので、 大人と一緒の時間に食べる といいでしょう。
また、手づかみで食べたがるようになる子もいます。 手づかみ食べ は、食べ物の触感を体験し、食への興味につながる行動なので、積極的にさせたい行動です。

大人と一緒に食卓を囲む楽しさを体験

ベビーチェアなどに座って大人と一緒に食卓を囲めることは、赤ちゃん自身も楽しい時間。 大人分と離乳食とを分けて作るのは大変かもしれませんが、味付けに気をつければ大人のものから取り分けたり、ベビーフードや冷凍野菜、缶詰などを活用したりするといいでしょう。

おいしい健康の離乳食・後期のレシピ

1品でたんぱく質食品と野菜がとれる主食のレシピや、手づかみ食べをしやすいレシピなどがあります。

レシピ監修:おいしい健康

離乳完了期 1歳〜1歳半頃


歯茎でかんで食べられるようになる「ぱくぱく期」

「離乳の完了」とは、形のある食べ物をかみつぶせるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を母乳かミルク以外からとれるようになる状態のこと。 前歯でかじり、歯茎でかんで食べられることを目指していきます。 手づかみやスプーンを使いたがるなど、気持ちの面でも 「自分で食べる」準備をする時期 になります。

手づかみ食べなどにより自分で食べるのが楽しく

1日3回の食事のほか、 必要に応じて1〜2回の補食(おやつ)をプラス。 おやつは果物やいも類などを。 食事は食材の形状や味付けに気をつければ、大人のものを取り分けてもOKです。 引き続き、手づかみ食べやスプーンで食べたがることなど、赤ちゃんが自分で食べる姿勢を見守りながら、一緒に食事を楽しみたいですね。

おいしい健康の離乳食・完了期のレシピ

前歯でかむことも意識したレシピや手づかみで食べられるおかずや補食のレシピなどを揃えています。
レシピ監修:おいしい健康
完了期の補食におすすめ!

離乳食は、赤ちゃんが食べ物からエネルギーや栄養をとれるようになるだけでなく、食事の楽しさを感じるうえでも大事な時間になります。進み方には個人差があるので、時期はあくまで目安とし、食べる様子を見ながら、赤ちゃんのペースに合わせて見守りたいものですね。
レシピ監修 おいしい健康 管理栄養士
紹介している食品はあくまで参考です。個々の体質や健康状態により異なるため、摂取については医師にご相談ください。
参考:厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)、こども家庭庁 生後5か月からの離乳スタートガイド、西東社「まねしてラクラク迷わない!365日のフリージング離乳食」
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