簡単・豪華・ボリューム満点! みんな大好き「のっけ弁当」
公開日: 2024年4月15日
新年度が始まりましたね。毎日お弁当を作られている方や、お弁当デビューされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。なかには、家族や食べ盛りの子どもたちに、元気が出るようなお弁当を作ってあげたいと思う方も多いことでしょう。だけど、朝は忙しくて時間がないし、手の込んだものは作れない。おかずのレパートリーもマンネリ気味で、いつも同じものばかりになってしまう…ということもありますよね。
そんな方には、「のっけ弁当」です。
のっけ弁当とは、ごはんの上におかずをのっけたお弁当のこと。弁当箱にごはんを詰めておかずをのせるだけなので、朝の限られた時間でパパッと作れます。仕切りがついた弁当箱を使わないので洗い物が楽なのもうれしいポイントです。
そこで今回はおかず2品で見た目も華やか、栄養バランスも考えられたのっけ弁当を料理研究家の市瀬悦子さんに教えていただきました。
楽々!のっけ弁当のコツ
主のおかずはたんぱく質やボリューム感のあるおかずを選び、副菜に野菜を使ったおかずを選ぶと2品でも十分に満足感が得られます。
・主のおかずはご飯が進むしっかり味で
ご飯との相性を考え、しっかりとした味付けにすることで満足感がアップします。
・麦ご飯で腹持ちアップ
麦ご飯には食物繊維が多く含まれます。食物繊維は消化に時間がかかるため、満腹感を長持ちさせる効果が期待できます。
3つのコツをおさえたランチタイムに元気が出るのっけ弁当。ぜひ作ってみてください。
トンテキ&ブロッコリーの塩昆布あえのっけ弁当
みんな大好きトンテキ。豚肉に薄く小麦粉をまぶすことで肉汁を閉じ込め、冷めてもやわらかな食感に。たれがよく絡んでご飯との相性は抜群です。ブロッコリーの塩昆布あえは電子レンジ調理でたった5分ほどで完成。塩昆布のうま味とごま油の風味がおいしさを引き立ててくれます。
作り方はこちら→「トンテキ&ブロッコリーの塩昆布あえのっけ弁当」
鮭のみりん焼き&小松菜のごまあえ弁当
鮭のみりん焼きは「甘塩鮭」を使うことで、下味などはいりません。こんがりと焼いた鮭にみりんを絡めて煮つめるだけで十分な味わいになります。ごまあえは食感の良い小松菜で食べごたえをアップ。時間が経つほど鮭のうま味がご飯にしっかりなじむため、お昼ご飯の時間にはよりおいしく楽しむことができます。
作り方はこちら→「鮭のみりん焼き&小松菜のごまあえ弁当」
鶏そぼろ&キャベツのしそあえ弁当
甘辛い鶏そぼろは子どもから大人まで大好物な味。ご飯との相性もぴったりです。ぜひご飯と混ぜながら楽しんでください。合わせたキャベツのしそあえは、さっぱりとした味わいで箸休めにぴったり。味のバランスが良いので、最後までおいしくいただけます。ゆで卵を添えれば満足感が増して見た目も華やかになりますよ。
作り方はこちら→「鶏そぼろ&キャベツのしそあえ弁当」
お気に入りののっけ弁当は見つかりましたか?忙しい朝でも簡単に作れて、栄養バランスの取れたお弁当ばかりでしたね。ランチは外食派という方も新年度が始まったこのタイミングでお弁当デビューしてみてはいかがでしょうか。
市瀬悦子さん
料理研究家。料理研究家のアシスタントを経て独立。『おいしくて、作りやすい家庭料理』をテーマに、書籍、雑誌、テレビ、イベント、メーカーのメニュー開発を中心に活動中。近著に「大量消費レシピヒットパレード」(主婦と生活社)、「おいしいボリューム煮込み」(ワンパプリッシング)がある。