「1週間あんしん献立だより」6月のおすすめ献立
公開日: 2024年6月7日
こんにちは。おいしい健康 管理栄養士のくらさんです。
梅雨の季節がやってきましたね。
雨の多い6月は、ジメジメしてなんとなくからだの不調を感じたり、食欲も落ちてしまいがち。暑い夏を元気に過ごすためにも、梅雨の時期からしっかり栄養をとって、体の調子を整えておきたいものですよね。
そこで、今月の「1週間あんしん献立」は、初夏に出始める夏野菜をたっぷり使用し、梅雨の時期にも食べやすいさっぱりメニューを組み合わせた「梅雨を乗り切る 夏野菜でさっぱり献立」をテーマにお届けします。
酢や香味野菜の風味を生かしたり、蒸し暑い日には冷やしてもおいしく食べられるメニューなど、食が進むくふうを取り入れた献立となっています。
今回は私のおすすめ献立2日分をご紹介。糖尿病をお持ちでない方にも“健康的な食事”として、楽しんでいただける内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今月のピックアップ献立
1つめは土曜日の「豚もも肉の南蛮漬けが主役の献立」
◉豚もも肉の南蛮漬け
◉トマトのツナマヨソース
◉しょうが香る なすとみょうがのみそ汁
◉麦ご飯(押麦3割・150g)
【食が進む!おすすめポイント】
☝️メインのおかずは、こんがり焼いた豚肉と酢の酸味でさっぱりと
蒸し暑くていまいち食欲の出ない日は、酢の酸味を効かせてさっぱりと食べられる南蛮漬けがおすすめです。豚肉は揚げずに焼いているので、よりあっさりとした味わいでこの季節にもぴったり。こんがりとしっかり焼き色をつけるように焼くことで、香ばしさも加わり箸が進みますよ。
☝️みそ汁には香味野菜をプラス
暑くなってくると、温かい汁物は作らないという方もいらっしゃるかもしれませんが、梅雨の時期はまだ肌寒い日も多く、温かいもので体を温めることも大切です。なすのみそ汁に、香味野菜のしょうが、みょうがを加えることで、風味や香りがプラスされてグッと飲みやすくなります。
暑さが本格的になってきたら、冷やして冷汁感覚で飲んでいただくのもおすすめです◎
2つめは金曜日の「豚しゃぶのサラダそばが主役の献立」
【食が進む!おすすめポイント】
☝️サラダそばは、味付きなめたけを使ってめん全体に味を絡める
そばのたれ代わりに味付きなめたけを使うことで、具材やめんにもたれが絡まりやすくなり、最後までしっかりと味を楽しむことができます。少ない調味料でも味が決まるので、あれこれ調味料を用意する必要がないのもうれしいポイントです。
☝️青じそやごま、かつお節で風味をアップ
メインのサラダそばには香味野菜の青じそを散らしています。彩りだけでなく、青じその爽やかな風味や香りがアクセントになり、食欲がない時にもツルツルと食べられます。
副菜のかぼちゃとなすのごまあえには、白すりごまとかつお節をプラス。白すりごまの香ばしさと、かつお節のうま味が加わることで、だしでしっかりと煮たような深い味わいに仕上がります。
梅雨は、季節の変わり目でもあり、なんとなく体の不調を感じやすい季節。今回は、2品献立も多いので、「品数をたくさん作るのはちょっとしんどいな」という時にもぜひご活用ください。
おいしく食べて梅雨を乗り切って、夏を元気に迎えましょう☀️
1週間あんしん献立とは
おいしい健康の1週間あんしん献立では、 筑波大学附属病院監修のもと、糖尿病をお持ちの方向けに1週間分の夕食を提案しています。 1日のエネルギー摂取量が1600kcalの方に合わせた献立を、月替りでお届けします。 また、1週間で食材を上手に使い回すことを想定した、週2回の買い物リストも合わせてお使いいただけるのでぜひご活用ください。
6月の1週間献立「梅雨を乗り切る 夏野菜でさっぱり献立」
土曜日 豚もも肉の南蛮漬けが主役の献立
日曜日 たことポテトとアボカドのガーリック炒めの献立
月曜日 トマトとオクラの鶏チリが主役の献立
火曜日 シーフードミックスで チーズパエリアの献立
水曜日 鶏団子と高野豆腐の煮浸しが主役の献立
木曜日 さば缶で 野菜たっぷりガパオライスの献立
金曜日 豚しゃぶのサラダそばが主役の献立
*この記事内の献立は、1食のエネルギー摂取量を500〜600kcal、食塩相当量を2.5g以下(1週間平均で1食あたり)、食物繊維を7g以上(1週間平均で1食あたり)の基準で作成しています。