「水だし」ではじめる、おいしい減塩
公開日: 2025年5月14日
5月17日は「世界高血圧デー」。
高血圧に関する正しい知識を広め、予防や改善のきっかけにしてもらうことを目的とした、国際的な啓発デーです。
高血圧の対策としてまず挙げられるのが、「減塩」。とはいえ、実際に取り組もうとすると「味が物足りない…」「家族が薄味に満足してくれない…」といったお悩みの声もよく聞かれます。「減塩=我慢」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
でも、実は“おいしさ”をあきらめずに減塩する方法があるんです。
今回ご紹介するのは、料理研究家・武蔵裕子さんに教えていただいた「きほんの水だし」でつくる減塩レシピ。昆布、かつお節を水にひと晩浸けておくだけで、うま味たっぷりの“魔法のだし”が完成します。
きほんの水だしのうれしいポイント
② 冷蔵で3〜4日ほど保存できるので、作り置きしておけば必要なときにすぐ使える
③ 市販の和風だしより塩分を控えられ、味の調整がしやすい
しっかりうま味があるから、塩分を控えても料理の満足感はそのまま。「こんなにおいしくなるんだ」と感じていただけるはずです。
今回はきほんの水だしを活用した、減塩レシピ5品をご紹介します。どれも手軽に作れて、普段の食事に取り入れやすいものばかりです。
まずは「きほんの水だし」の作り方
<材料>
※1000mlが作りやすい分量です。
・昆布 5 g
・削り節 15 g
・塩 0.5 g
・砂糖 小さじ1/6 (0.5 g)
・水 1000 ml
<作り方>
1.1000mLが入る容器に、昆布と削り節、塩、砂糖を加えます。
2.水(水道水、またはミネラルウォーターの軟水)を注ぎ、蓋をして、冷蔵庫に入れて一晩おきます。
「きほんの水だし」レシピはこちらからもご覧いただけます。
きほんの水出しをつかったレシピ5つ
水だしがあるだけで、いつもの料理がぐっとおいしく減塩に。
頑張りすぎずに続けられる、おいしい工夫を毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

武蔵裕子さん
料理研究家。双子の息子と両親の3世代の食事を切り盛りするなかで生まれた家庭料理が大人気。手早く簡単につくれるのに、おいしくて栄養たっぷりなレシピは、家事や育児、介護、仕事などで忙しい世代の人たちから支持されている。近著は「アレンジ無限! 旨うまだれ 和・洋・中4種のタレで、味がピタッと決まる!」(宝島社)
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