読む、えいよう

おいしい健康が開発するIBD(寛解期)レシピのご紹介

こんにちは。おいしい健康管理栄養士のスミです。

おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」というミッションのもと、現在81の食事テーマに対応したレシピを公開しています。 今日はそのなかでもIBD(炎症性腸疾患)をお持ちの方へ向けて開発したレシピをご紹介します。

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IBDとは腸を中心とする消化管の粘膜に炎症が起こる疾患を指し、一般的には「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」のことをいいます。そのため、腸に負担をかけない食事を摂ることが大切なポイントです。 おいしい健康では、食材や調味料、調理法などのをくふうを重ねながら、IBD(寛解期)をお持ちの方でも安心しておいしく食べることができるレシピを開発しています。

おいしい健康のIBD(寛解期)レシピのポイントは3つ

①脂質控えめのあっさりメニューに

お肉は脂身の少ない赤み肉を使ったり、鶏肉なら脂質の多い皮は取り除きます。フッ素樹脂加工のフライパンを使えば、炒め油を使わなくてもOKです!

②食物繊維の少ない食材を使用する

食物繊維の中でも、特に不溶性食物繊維は腸に与える刺激が強いので、きのこ類や豆類などは控えたレシピに。葉物野菜などのシャキッと歯ごたえのある野菜を使えば、物足りなさを感じず食べごたえも◎

③香辛料や香味野菜以外のもので風味付け

例えば野菜をじっくりと焼いて甘みを引き出したり、トマトは炒めるとうま味がぐんとアップします。こうして食材がもつうま味を十分にいかしています。時には風味が強いかつお節やごまを効かせるのもおすすめです。

こうした点とうまく付き合いながら、おいしく食べられて栄養満点のレシピを開発しています。

そこで、私がおすすめするレシピ3品をご紹介します!

さば缶で照り焼きハンバーグ
エネルギー:169kcal 脂質:8.1g 食物繊維:1.5g 食塩相当量:1.2g。サバなどの青魚に含まれるDHAやEPAには炎症を抑える働きがあるといわれています。肉だねに豆腐を加えてボリュームをアップ。ふんわりとやわらかい仕上がりで、腸にやさしいひと皿です。
ささみとブロッコリーのあっさりトマト煮
エネルギー:132kcal 脂質:1.2g 食物繊維:4.0g 食塩相当量:1.2g。脂質の少ない鶏ささ身肉を使ったひと皿です。トマト水煮の水分を飛ばして、おいしくなるようにひと工夫を。スパイスや香味野菜を使わなくても、食材のうま味をいかせば十分な味わいに仕上がります。
脂質控えめ ふんわり抹茶スコーン
エネルギー:301kcal 脂質:1.9g 食物繊維:1.9g 食塩相当量:0.4g。スイーツも楽しめます。バターや卵は使わずに、はちみつを使うことでしっとりとした食感に。ふんわりとしたやさしい甘さのスコーンです。

「誰もが食べたい時に食べたいものをおいしく食べられる世界」の実現を目指して、わたしたちはこれからもレシピをどんどん増やしていきます! みなさまからのご意見もぜひお待ちしております。

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士