あま〜い「りんご」は使い方いろいろ
公開日: 2016年2月5日
一日一個のりんごは医者いらず
こんなことわざがあるように、すぐれた栄養価を持つりんご。皆さんも熱を出した時やお腹の調子が悪い時、すりおろして食べた経験はないでしょうか。 今回は、そのままかぶりつくも良し、焼いておしゃれなデザートにするも良しのりんごについてご紹介します。
食物繊維たっぷり!消化吸収の良いりんご
りんごは1個(250g)115kcalで、主成分は消化吸収の良い糖質。水溶性と不溶性の食物繊維やカリウムが豊富で、ビタミンは意外と少ないのが特徴です。 水溶性食物繊維のペクチンには、善玉菌を増やして腸内環境を整えたり、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。また、カリウムは高血圧の予防や体内の熱を下げる働きがあり、まさにお腹にやさしく、体力が落ちた時の栄養補給にぴったりの食材という訳です。
選び方のポイント
実が硬くて張りがあり、持った時に重量感のあるものを選びましょう。また、軸の部分(花梗部)が太く、しっかりしているものがおすすめ。逆にしなびているものは鮮度が落ちている可能があります。大きさは大玉より、中玉くらいが甘味と酸味のバランスが良いといわれます。
調理のポイント
りんごは切り口が褐変しやすいので、レモン汁をかけるか水(または薄い塩水)につけましょう。また、煮る時は耐熱ガラスかホウロウの鍋、すりおろす時も金属製のものより、セラミックやプラスチックのおろし板を使うのが◯。アルミや鉄などの錆びやすい金属は、りんごの酸で黒ずんでしまいます。 また、りんごのペクチンは皮と実の間に多く含まれます。皮ごと食べるのがおすすめですが、皮は食べにくいという方もいますよね。そんな時は皮ごとすりおろしたり、煮たり、焼いたりすると食べやすくなります。加熱で甘味が増すので、砂糖を使わず焼きりんごやコンポートにしてヘルシーデザートにも◎。
旬と保存の方法
旬は品種や産地によって異なりますが、9〜12月。現在は長期貯蔵され翌年の夏まで出回るため、一年中りんごを楽しむことができます。 保存は乾燥を防ぐため、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。冬場なら冷暗所でも。りんごは熟成を促すエチレンを放出するので、他の果物と分けて保存しましょう。切ったものは空気に触れないようにラップで包み、野菜室で保存しましょう。りんごをたくさんいただいた時は、ジャムやコンポートにすると冷凍保存することもできます。
旬のりんご、いろいろなレシピでおいしく味わってください!
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りんごの栄養価
※2015年10月に配信した記事を一部再編集しています。