読む、えいよう

花粉症の症状をやわらげるおすすめ食材

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鼻みず、くしゃみ、頭痛…。つらい花粉症でお悩みの方は多いのではないでしょうか?  残念ながら、食事だけで花粉症を改善することは難しいのですが、食事を工夫することによって症状を緩和することは期待できます。

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どうして花粉症になるの?

花粉症はアレルギーの一種。近年、花粉症の患者が増加した要因としては、飛散する花粉数の増加、食生活の変化、腸内細菌の変化などが指摘されています。これらの要因のうち、最近の研究では花粉症の症状を悪化させる可能性があるものとして、空気中の汚染物質や喫煙、ストレスの影響、都市部における空気の乾燥などが考えられています。

そのため、改善の方法として以下のことを取り入れてみるのもいいでしょう。

①腸内環境の改善につながる発酵食品(ヨーグルト、ぬか漬けなど)の積極的摂取
②粘膜を健やかに保つために必要な栄養素、成分を含む食品を積極的摂取
③炎症の悪化の要因となりやすい生活習慣(喫煙、アルコールの過剰摂取、睡眠不足など)があれば改善し、脂質や糖分、食品添加物を多く含む加工品も減らす

症状をやわらげる食材って?

花粉症をやわらげることが期待できる食材としてはヨーグルト、ぬか漬けなどの乳酸菌を含む食材のほかに、れんこん、青背の魚、しそ、えごま油などが知られています。それぞれの食材は、花粉症にどのように効果があるのでしょうか?

れんこんには症状をやわらげる栄養素が入っている

れんこんを切ると黒ずんでくるのはタンニンなどのポリフェノールが含まれるから。ポリフェノールには抗炎症作用があり、花粉症などのアレルギー症状を抑える効果が期待できます。

青背の魚もおすすめ

青背の魚には、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれており、これらの栄養素が免疫力の働きを正常にしてアレルギー症状を抑えるとされています。

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さば、あじ、いわし、さんまなどの青背の魚は、食事のメインメニューとして使いやすい食材です。手軽でおいしくて花粉症に効果があるなら、一石二鳥ですよね。ぜひ、青背の魚を普段の食事に積極的に取り入れてみてください。

そのほかの食材

ヨーグルトやぬか漬けに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えて免疫力を高めることで花粉症の症状を緩和してくれます。免疫力を高めることは、花粉症に限らずさまざまなアレルギー症状の改善が期待されています。

また、しそやえごま油にはアレルギー症状を抑えるポリフェノールの一種のロズマリン酸や脂肪酸の一種であるαリノレン酸が含まれています。粘膜などの炎症を静め、かゆみ、鼻水などの症状を引き起こすヒスタミンの過剰分泌を抑えるとされています。

症状を緩和してくれる食材をしっかりとって、症状を緩和するといわれる食材を上手に利用して、花粉症対策に役立ててください。

おすすめレシピ

さば缶とにんじんのケチャップチーズ焼き
にんじんの甘味とさば缶のうま味が相性抜群の一皿。輪切りにしたにんじんにさば缶、チーズをのせて焼くだけのお手軽レシピです。
さばの揚げ焼き
下味にしょうがを加えることで、塩分控えめでも満足のある味わいに。大根おろしとレモンを添えて、さっぱりといただけます。
ブロッコリーとナッツのヨーグルトサラダ
さっぱりとしたヨーグルトと、香ばしいアーモンドがおいしい一皿。火を使わずあえるだけなので、あと一品欲しい時にどうぞ。

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編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士