虫歯に強くなる!丈夫な歯をつくる食事
公開日: 2016年3月9日
気をつけているのに、できてしまう虫歯
毎日歯みがきをしているのに…。甘いものはできるだけ控えているのに…。それでも虫歯ができてしまうことありませんか?また、お子さんが虫歯になると歯医者さんに連れていくのが大変ですし、これからの成長のためにもなるべく予防したいものです。
今回のテーマは、身近なのに予防の難しい「虫歯」。その原因や、ご家庭でもできる予防法をご紹介します。
どうして虫歯になるの?
「虫歯」とは、歯の表面をおおっているエナメル質が溶けたり、歯の本体の象牙質(ぞうげしつ)が壊れたりする歯の病気です。
口の中にミュータンス菌が増えると、それが歯垢(プラーク)と呼ばれる塊になって、砂糖などの糖類をエサにして増殖します。そのときにできる酸が、歯のエナメル質や象牙質を溶かし、虫歯の原因になると考えられています。
お家でできる虫歯予防
虫歯を防ぐための一番の基本は、規則正しい生活習慣です。もちろん食後の歯みがきも欠かせません。とくに寝ている間は、殺菌作用のある唾液が少なくなり、ミュータンス菌が増えやすいので、寝る前には必ずきちんと歯みがきをして、口の中を清潔にしましょう。
また、ふだんからよく噛んで食べる習慣をつけると、唾液が分泌されやすくなります。唾液はミュータンス菌をやっつけてくれる働きを持つため、食事はよく噛んで食べることを意識しましょう。
虫歯に強くなる食事って?
食事では歯を強くするカルシウム、その吸収を促すビタミンDを含んだ食品を積極的に取りましょう。また、たんぱく質にも歯を支える歯茎を強くする働きがあるといわれています。
そして、歯の再石灰化を促す成分として注目されているのが、フッ素です。緑茶にはフッ素が多く、殺菌作用のあるカテキンも含まれているため虫歯予防に◎の飲み物。逆に、砂糖などの糖類はミュータンス菌のエサになり、歯垢を沈着させやすくしてしまいます。甘いものの食べ過ぎに注意するのはもちろん、甘い清涼飲料水にも要注意です!
毎日の食事で、健康な歯を手に入れましょう♪