お祝いの席には欠かせない!アミノ酸たっぷりの「鯛」
公開日: 2016年2月19日
日本料理の代表的食材「鯛」
鯛には黒鯛、黄鯛、血鯛などさまざまな品種がありますが、メジャーなものは真鯛。日本では結婚式など、おめでたい席には欠かせない食材として親しまれてきました。今回はそんな鯛について、栄養価や調理のポイントをおさらいしましょう♪
鯛にはうまみ成分がたっぷり
グルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸がバランスよく含まれ、うまみが豊富です。また、「腐ってもタイ」と言われるように、アミノ酸の分解速度が遅いため腐敗の進行が遅く、味の低下が少ないことも特徴です。消化吸収に優れ、離乳食や高齢者食にも使われています。
選び方のポイント
体色が鮮やかで目が濁っておらず、目の上の青紫色の部分の色が濃いものを。切り身の場合は、身に厚みと透明感があり、血合いの色が鮮やかで、パックに水分が溜まっていないものがよいでしょう。
調理のポイント
鯛のウロコは 大きく、堅いので、丁寧に取りましょう。 刺身や寿司のたね、焼き物、蒸し物、煮物に鍋物など、和・洋・中、どんな料理にもよく合います。上品な味を生かすために、薄味に調味するのがポイント。加熱しすぎると固くなってしまうので、注意しましょう。
旬と保存の方法
天然ものの旬は、春と晩秋。とくに3~4月の真鯛は「桜鯛」と呼ばれ、ピンクに色づき春の訪れを知らせてくれます。産卵時期で沿岸部に近づいてくるため漁獲量も多く、引き締まった身と上品な脂が好まれます。晩秋の鯛は「紅葉鯛」と呼ばれ、冬に備え脂肪を蓄えているため脂乗りがよく、歯ごたえがあります。 保存する場合は、2枚か3枚におろしてラップで包み、チルド室か冷凍庫へ。一匹まるごと保存する場合は、内臓を取ってから同様に保存します。刺身が残った場合は、昆布締めにアレンジすると、うまみも増しておいしくいただけます。
鯛のおいしい健康レシピ3選
鯛の栄養価(100gあたり)
※2014年3月に配信した記事を一部再編集しています。