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お祝いの席には欠かせない!アミノ酸たっぷりの「鯛」

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日本料理の代表的食材「鯛」

鯛には黒鯛、黄鯛、血鯛などさまざまな品種がありますが、メジャーなものは真鯛。日本では結婚式など、おめでたい席には欠かせない食材として親しまれてきました。今回はそんな鯛について、栄養価や調理のポイントをおさらいしましょう♪

鯛にはうまみ成分がたっぷり

グルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸がバランスよく含まれ、うまみが豊富です。また、「腐ってもタイ」と言われるように、アミノ酸の分解速度が遅いため腐敗の進行が遅く、味の低下が少ないことも特徴です。消化吸収に優れ、離乳食や高齢者食にも使われています。

選び方のポイント

体色が鮮やかで目が濁っておらず、目の上の青紫色の部分の色が濃いものを。切り身の場合は、身に厚みと透明感があり、血合いの色が鮮やかで、パックに水分が溜まっていないものがよいでしょう。

調理のポイント

鯛のウロコは 大きく、堅いので、丁寧に取りましょう。 刺身や寿司のたね、焼き物、蒸し物、煮物に鍋物など、和・洋・中、どんな料理にもよく合います。上品な味を生かすために、薄味に調味するのがポイント。加熱しすぎると固くなってしまうので、注意しましょう。

旬と保存の方法

天然ものの旬は、春と晩秋。とくに3~4月の真鯛は「桜鯛」と呼ばれ、ピンクに色づき春の訪れを知らせてくれます。産卵時期で沿岸部に近づいてくるため漁獲量も多く、引き締まった身と上品な脂が好まれます。晩秋の鯛は「紅葉鯛」と呼ばれ、冬に備え脂肪を蓄えているため脂乗りがよく、歯ごたえがあります。 保存する場合は、2枚か3枚におろしてラップで包み、チルド室か冷凍庫へ。一匹まるごと保存する場合は、内臓を取ってから同様に保存します。刺身が残った場合は、昆布締めにアレンジすると、うまみも増しておいしくいただけます。

鯛のおいしい健康レシピ3選

鯛めし
ほっくほくの美味しい仕上がりにびっくり!鯛の切り身は、できれば骨付きのものを選ぶと旨味が強くでます。
鯛の昆布締め カルパッチョ仕立て
柚子胡椒風味のマヨネーズは少量でも楽しめ、料理のアクセントに。昆布〆した鯛は、旨味がアップしているため美味しさ倍増!
真鯛の和風香味タルタル
鯛は白身魚の中ではカロリーは高めですが、その分、血中コレステロールを下げる不飽和脂肪酸のDHAやEPAが多く含まれます。

鯛の栄養価(100gあたり)

エネルギー
160 kcal
食塩相当量
0.1 g
たんぱく質
20.9 g
脂質
9.4 g
炭水化物
0.1 g
食物繊維
0.0 g
糖質
0.1 g
カリウム
450 mg
カルシウム
12 mg
マグネシウム
32 mg
リン
240 mg
0.2 mg
亜鉛
0.5 mg
ヨウ素
6 µg
ビタミンA
11 µg
ビタミンE
2.4 mg
ビタミンB1
0.32 mg
ビタミンB2
0.08 mg
ビタミンB6
0.40 mg
ビタミンB12
1.5 µg
葉酸
4 µg
ビタミンC
3 mg
ビタミンD
7.0 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
69 mg
エネルギー
160 kcal
食塩相当量
0.1 g
たんぱく質
20.9 g
脂質
9.4 g
炭水化物
0.1 g
食物繊維
0.0 g
糖質
0.1 g
カリウム
450 mg
カルシウム
12 mg
マグネシウム
32 mg
リン
240 mg
0.2 mg
亜鉛
0.5 mg
ヨウ素
6 µg
ビタミンA
11 µg
ビタミンE
2.4 mg
ビタミンB1
0.32 mg
ビタミンB2
0.08 mg
ビタミンB6
0.40 mg
ビタミンB12
1.5 µg
葉酸
4 µg
ビタミンC
3 mg
ビタミンD
7.0 µg
ビタミンK
0 µg
コレステロール
69 mg
※可食部100gあたりの栄養価です

※2014年3月に配信した記事を一部再編集しています。

編集:おいしい健康編集部
監修:おいしい健康管理栄養士
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