【自炊のきほん・実践編①】ご飯をおいしく炊くコツ
公開日: 2025年4月14日
こんにちは。おいしい健康・管理栄養士のっちです。
【自炊のきほん・準備編】では、健康のために自炊をすると良いことをご紹介しました。
実践編では、実際に自炊を始める方に向けて、調理の基本を1テーマずつご紹介していきます。
第1弾は「おいしいご飯の炊き方」。
私も自炊を始めたばかりの頃は、何を作ればいいのかわかりませんでした。
でも、炊きたてのご飯を食べたときに「これだけでも十分おいしい」と感動したのを覚えています。
それをきっかけに、ご飯に合うおかずを作るようになり、少しずつレパートリーが増えていきました。
今回は、「おいしいご飯を炊く」ために最初にそろえておきたいものと、ちょっとしたコツをご紹介します。これから自炊を始めたいと思っている方の最初の一歩になればうれしいです。
1. ご飯を炊くのに必要なもの
ご飯の材料は米と水。あとは、炊飯器があればご飯を炊くことができます。米と水の割合を守るのがポイントなので、計量カップも欠かせません。
米(精白米か無洗米)
初心者や忙しい方には、洗わずにそのまま使える無洗米が便利。2kgパックが使いきりや保管しやすい量です。使いかけの米は高温・多湿を避けた場所(冷蔵庫の野菜室など)で保管を。
炊飯器
1〜2人暮らしは3合炊き、3人以上は5合炊きの炊飯器が目安。
計量カップ
米用の1合分(180ml)または200ml以上はかれるもの。キッチンスケールではかってもOK。
しゃもじ
ポリプロピレン製などご飯がくっつきにくい素材がおすすめ。
2. ご飯をおいしく炊いてみよう
米と水を正しくはかるだけで、ふっくらとしたおいしいご飯が炊けます。
下の早見表を参考に、計量カップかキッチンスケールではかってみましょう。水の量は、炊飯器の内釜の目盛りに合わせてもOKです。
やわらかすぎたり固くなったりせず、毎回おいしく炊けると、自炊も少しずつ楽しくなってきますよ。
手軽に失敗知らず!炊飯器で炊く方法
炊飯器で炊く方法は最も手軽で失敗が少ないので、料理初心者にもぴったりです。
・米 2合(300 g)
・水 360ml
<作り方>
①米をはかる
2合の場合、重さは300g、容量は360mlです。
②米を洗う
たっぷりの水を加えて底から3回ほど手でかき混ぜ、ざるに上げて水をきります。
③米をとぐ
米を手でシャカシャカと20回ほどやさしくかき混ぜます。とぎ終えたら、たっぷりの水で米を洗い、ざるに上げて水をきります。
④米を炊く
炊飯器の内窯に米、水を入れて平らにならし、普通モードで炊飯します(炊飯器の説明書に沿って炊きましょう)。
⑤炊き上がったら混ぜてほぐす
ぬらしたしゃもじでご飯を端からやさしくほぐします。
炊飯器がないときは… 炊飯器以外にもご飯を炊く方法はあるので、ライフスタイルに合わせて試してみても。
炊飯器がないときは鍋で炊く方法があります。
詳しいレシピや栄養価はこちら
▶︎電子レンジで炊く
1人分だけ炊きたいときに便利です。耐熱ボウル+ラップでOK。
詳しいレシピや栄養価はこちら
3. ご飯は冷凍保存がおすすめ
炊いたご飯が余ったら、炊きたてをすぐに冷凍すれば、おいしく保存できます。冷蔵保存はご飯がパサつきやすくなるため、冷凍がベスト。
電子レンジで温めるだけで、すぐにご飯が食べられるので、まとめて冷凍ストックしておくと便利です。
冷凍保存方法と温め方
①ラップを敷いて、その上にしゃもじでご飯を平たくのせます。
②平たく包んで冷凍庫へ。
③凍ったら冷凍保存袋に入れて冷凍庫で保存(袋に入れるとにおい移りを防げます)。保存期間の目安は1週間程度。
④食べるときはラップのまま耐熱皿にのせて電子レンジで加熱(600wで2〜3分ほど)。
4. ご飯があるだけで、ちゃんと自炊
「ご飯が炊けた」だけでも、自炊の第一歩です。
ふっくらおいしいご飯が炊けることが、自炊の自信につながるかもしれません。
また、おいしいご飯を保存しておくと、朝昼晩いつでもすぐに食べられて自炊生活の心強い味方になります。
参考になれば嬉しいです。