夏の麺料理は塩分控えめを意識してみませんか?
公開日: 2021年7月7日
夏本番が目前に迫っています。気温がぐんぐん上がってくると、食べたくなるのが麺料理。ツルッと食べられてのどごしがよく、調理もラクなので、夏の食卓には欠かせない料理ですよね。
実はそうめんやうどんには食塩が含まれているので、減塩を心がけている方や高血圧の方にとっては、気をつけないと食塩の摂りすぎにつながることも。
おいしい健康が毎月テーマに沿った新しいレシピをお届けしている「月刊おいしい健康 夏の特大号」 では、料理研究家の堤人美さんに「塩分控えめの#夏麺」を提案していただいています。ぜひ、夏の食卓の定番にしてください。
そうめんとうどんには食塩が含まれています
麺類には、食塩が含まれているものと、そうでないものがあります。
スパデッティやそばはゆでるとほとんど食塩がなくなりますが、そうめんやうどんはゆでても食塩が残っています。
そうめんの食塩相当量は、1人分乾麺75g(ゆであがり203g)で0.4g。※1
うどんの食塩相当量は、1人分乾麺80g(ゆで上がり192g)で0.6g。※1
国が定める1日あたりの食塩の摂取目安量は、健康な人の場合、男性7.5g、女性6.5gとされています。※2
そうめんやうどんにめんつゆをつけて食べると、さらに食塩相当量が上がってしまいます。
減塩を心がけている方や高血圧の方は、気をつけて麺料理を食べるようにしたいですね。
また麺料理は、肉や魚などのたんぱく質、野菜などのビタミン・ミネラル類が不足しがちです。麺料理が続いているときは、具だくさんにしてみましょう。
麺類にもう1品組み合わせるときは、塩分が少ない副菜や果物がおすすめ。
もっと塩分を控えたいという場合は、汁麺の汁は残すようにしましょう。
夏にぴったりな塩分控えめの麺料理
「月刊おいしい健康 夏の特大号」 では、そうめん、うどんを使った8つのレシピを紹介。
料理研究家の堤人美さん考案で、すべて塩分控えめです。
中でも特におすすめなのが「カルグクス麺」。
韓国料理の1つで、「カル」は包丁、「ククス」は麺を意味しています。
堤人美さんの「カルグクス麺」は、麺にそうめんを使い、えのきたけ・貝割れ菜と一緒にゆでます。スープは豆乳ベース。一味とうがらしで辛味を効かせた、いかと黄パプリカをトッピング。野菜がしっかり摂れて、食欲がない日でもあっさり食べられます。
5月末に行った、撮影風景。撮影は数々の料理本を手がける鈴木泰介さんです。
料理のおいしさをそのまま、写真に閉じ込めていただきました。
おいしそうな写真にも、ご注目ください。
料理研究家の堤人美さんと、おいしい健康管理栄養士が一緒に考案したレシピの数々。 ぜひ、お試しください。
※1 文部科学省「日本食品成分表2020年版(第八訂)」
※2 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」
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